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【 健二郎 side 】




健「大丈夫か?」

A「...なんとか」


ジェットコースターで大絶叫したAちゃんは
降りると手足が震えてた。


健「ごめんな?」

A「大丈夫です...」


日陰のベンチに腰掛けて少し休憩。


健「俺、飲み物買ってくるから
ここ動いたらあかんで?」


休憩ってことでスタッフも席外してたけど...
少しの間やったら1人で大丈夫やろうと
俺はAちゃんを残して飲み物を買いに離れた。


少し歩いてふと目に入ったジェラートの店。


冷たくてあっさりの方がええ思って、
ジェラートに変更。

俺はオレンジとレモンのジェラートを持って戻ると
Aちゃんを取り囲む3人の男が目に入る。


健「誰や...?」


そっと近付くと聞こえてくる会話。


「ねぇ、行こうよ!」

A「いや、えっと...」

「LINE入れとけば大丈夫だって」

「そうだよ!それで俺らと遊ぼうよ」


ふーん、ナンパなぁ...。


健「そこどいてくれへん?」


俺がそう言うと振り返る男3人。

もちろんここで俺やってバレたら
流石にヤバいからサングラスかけてる。


「なんだお前?」

健「いいからそこどけ言うてんねん」

「なんだよ彼氏持ちかよ」

「こんないい女独り占めとかズリーよなぁ」


なんて馬鹿な事言うてる3人。

てか独り占めしてんは臣やし。


健「お前らに構ってる暇ないねん。
Aちゃん、行くで」


俺の元に来ようと立ち上がるも
すぐ1人の男によって再び座らされる。


「Aちゃんは俺らが預かるんで♪」


あかん...。
腹立ってきた...。


健「お前らほんまええ加減にせぇよ?」


自分でも驚くくらい低い声で言うと、
男3人はようやく立ち去った。

▽▽▽→←▽▽▽



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作者名:ちゃそ | 作成日時:2016年5月20日 14時

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