心を閉ざした少女(3)

▽▽▽ ページ36

.




A｢臣くーーーんっ！｣

臣｢はぁ？！A？！｣


突然の私の登場に驚く臣くん。

他のメンバーはというと驚いてなのか
声が出せずただ私を見ている。


NA｢え、ちょ...｣

隆｢どうしたんすか？｣

NA｢いや...｣


PVに出演してるのを隠しているはずなのに、
さっきまで一緒に撮影してた直己さんとの登場に
動揺を隠せないNAOTOさんは
どこからどうみても挙動不審。


A｢直己さんブドウ♪｣

NK｢忘れてた、買ってくる｣

臣｢いいっすよ、俺買ってくるんで！｣

NA｢いや、俺と直己で行ってくるよ｣


そう言って直己さんと出てったNAOTOさん。


臣｢...何で直己さんといんの？｣

隆｢直己さんPV撮影だったはずじゃ...｣


...そんなこと気にすんなよ。


A｢今日はHIROさんPV撮影のほう顔出すって
言うからついてったの！
久々みんなに会いたいって言ったら
直己さんが誘ってくれたから｣

健｢せやったら何で直己さんがブドウ買いに行くん？｣

EL｢いつも臣さんにねだってるよね？｣


...そこまで突っ込まないでよ。


A｢ここ来る途中に
ブドウ食べたくなっちゃって...｣

岩｢それで直己さんが買ってくれることになったと？｣

A｢...はい｣


事情を知ってるリーダー2人は出てったし、
事情を話せない5人に囲まれ、何とか隠そうとする。

でも今日はいつもの何倍鋭いメンバーに
ちゃんと誤魔化せているか不安になる。


臣｢...お前...｣


え、バレた？！


臣｢...子供かよ｣



...そう来たか。


A｢子供じゃないもん...｣

隆｢いや、子供でしょ｣

A｢...黙ってニャンちゅう｣

▼▼▼→←▼▼▼

→ 目次へ｜作品を作る
他の作品を探す