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チラッとスタジオの様子を見に行ったら
直己さんがいて私は慌てて楽屋に戻った。
A｢バレちゃったかな？｣
それが不安で楽屋ではずっとソワソワしてた。
ﾏﾈ｢Aちゃん、そろそろ...｣
A｢はい！｣
マネージャーさんに呼ばれて、
私はスタジオに入った。
スタッフさんに挨拶をしながら入ると
何かを真剣に取り組んている直己さん。
ふと目が合って会釈すると直己さんは
それに応えて再び手元にある何かを見る。
一瞬動きが止まったかと思えば
凄い勢いでこっちを見て、
NK｢えーーーーーーーーーーーーーっ？！｣
という大きな声が響き渡った。
A｢直己さん、こんにちは｣
NK｢え、何してんの？｣
A｢撮影に来ました！｣
NK｢シークレットゲストって...｣
A｢私です！｣
未だにこの現状についてこれず、
ずっとパニックになっている直己さん。
ｽﾀｯﾌ｢はい、撮影入ります！｣
スタッフさんが声掛けても放心状態。
A｢直己さん、大丈夫ですか？｣
NK｢うん...｣
A｢撮影始まりますよ？｣
NK｢うん...｣
A｢...うんしか言ってないですけど…？｣
NK｢...うん...｣
ダメだこりゃ。←
ｽﾀｯﾌ｢直己さん？｣
NK｢あ、すみません。撮影はじめましょうか｣
ようやくいつもの直己さんに戻ったところで
撮影開始。
NK｢じゃあ今日はこれしようか｣
そう言って直己さんが私の前に出したのは...
私の大っ嫌いな数学。
A｢...数学嫌です｣
NK｢ダメです｣
A｢英語にしましょう｣
NK｢却下です。これ解いてみて｣
そう言って数学の教材を開く。
ブツブツ文句言いながらそのページに
目を落として私は固まった。
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作者名：ちゃそ
| 作成日時：2016年5月20日 14時
