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【 NAOTO side 】
スタッフに挨拶しながら
少しずつ俺に近づいてくるAちゃん。
A「NAOTOさん、よろしくお願いします」
俺の目の前にして可愛く言うAちゃんだけど、
俺の思考回路は止まったまま。
NA「えっと〜...」
スタッフ「それでは買い物から帰った所から始めますので
これ持ってください」
A「はい」
スタッフから材料の入った袋を持つAちゃんを見て
俺は我に返った。
NA「Aちゃん、俺持つよ!」
A「じゃあコッチお願いします」
そう言って渡してきたのは明らかに軽い方。
NA「いやいや、普通逆だからw」
A「でも...」
NA「もう両方ちょうだい!」
半ば無理やり袋を奪い取ると
申し訳なさそうにするAちゃん。
NA「じゃあAちゃんは俺の手握ってて」
A「...はい///」
俺の言う事を素直に聞くAちゃんは
照れながら俺の手を握る。
そのまま撮影が始まって手を繋いだまま帰宅。
そしてキッチンへと向かって材料を袋から出した。
NA「カレーか...」
A「えっ、材料見ただけで分かるんですか?!」
材料を見て呟く俺に、
Aちゃんは驚いたように声をあげた。
NA「え、わかんなかったの?w」
A「...はいw」
少し恥ずかしそうにするAちゃんが
凄く新鮮な感じでいつもより可愛く見える...なんて
言ったら臣に殴られるかな?w
NA「俺ご飯炊くからAちゃん野菜切ってくれる?」
A「えと...どうやって切ったら...?」
そりゃ材料見てカレーって気付かないくらいだもん。
切り方もわかんないよねw
そう思いながら切り方を披露する。
A「NAOTOさん上手!」
NA「ありがとw」
一通り切り方を教えた後、Aちゃんと交代して、
俺はお米を研ぎ始める。
炊飯器にセットしてチラッとAちゃんを見れば
言った通りに切れて入るんだけど
包丁の使い方がとてつもなく恐ろしい。
...というより包丁の持ち方めちゃくちゃ。
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作者名:ちゃそ | 作成日時:2016年5月20日 14時