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HI「じゃあ、Aはこの部屋で待機な」

A「はい」



今日はいよいよPV撮影。

今までHIROさん達とたくさん打ち合わせや
衣装合わせなどしてきた。

初めての体験にドキドキするけど、
やっぱり不安の方が大きい。

PV撮影の初日はNAOTOさんと一緒。

テーマは『料理』。

内容はカレカノが一緒に料理をすると言うものだけど、
料理経験のない私は本当に大丈夫なのだろうかと
心配で仕方ない。

NAOTOさんに迷惑かけるわけにはいかないから
HIROさんの前で彩さんに料理を教えて欲しいって
頼んだところ...HIROさんにより却下された。

どうやら料理得意な彼氏が料理苦手な彼女に
教えてあげるというのを思いついたらしい...。

私はNAOTOさんに迷惑かけるのが目に見えていて
撮影入る前から心の中で謝っていた。

___コンコンッ


A「どうぞ」


私の返事を聞いて入ってきたのは彩さん。


彩「やっぱり心配だから来ちゃったw」

A「仕事は...」

彩「雑誌の撮影だから夕方からに変更してもらったの」


そう言って私が座るソファーへと近付いて、
隣に座った。


彩「緊張してるねw」

A「そりゃしますよ」

彩「でも...普段通りに動いてればいいからw」


私に微笑む彩さんを見て、少し気持ちが楽になった。


彩「それにしてもシークレットゲストが
Aちゃんなんて、夢にも思ってないんだろうなぁw
反応楽しみ♪」


...どうやら彩さんは私のことが心配という以外にも
メンバーのリアクションが気になるらしい。


スタッフ「Aさん、そろそろ...」

A「はい、今行きます」


そう答えて私は彩さんと一緒に控え室を出た。

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作者名:ちゃそ | 作成日時:2016年5月20日 14時

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