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健「臣に戻ったら覚えとけって伝えといてや」


そう言って出てったかと思えば、
再びヒョコっと顔を出して


健「俺のことは“健ちゃん”って呼んでな!」


...と言って収録へ向かっていった。


___コンコンッ


A「はい、どうぞ?」


1人でぼんやりしていると控え室のドアがノックされ、
そう返すとマネージャーさんが入ってきた。


マネ「ごめんなさい、少しいい?」

A「はい」


三代目メンバーのマネージャーさんは
美人で性格も良く、本当に完璧。


マネ「今度PV出るってHIROさんに聞いたんだけど...」

A「あぁ〜...」


何となくその話だと思ってた。


マネ「別に無理に引き受けなくてもいいんだよ?」


苦笑いする私に心配そうに言うマネージャーさん。


A「不安はあるけど...でも、大丈夫です。
今までHIROさんやメンバーみんなに
迷惑かけてきたしその恩返しだと思って...」

マネ「変わったね、Aちゃん」

A「え?」

マネ「昔は誰も近づくなオーラ出しまくりだったのに
今は凄い雰囲気が柔らかくなった」

そう言うと私の方を見てニッコリ微笑む。


マネ「そういえばさっきジュース買ってきたんだ!
...はい、どうぞ!」


マネージャーさんからジュースを受け取り、
それに口つけた瞬間...、


マネ「...で、本命誰なの?w」



...とニヤニヤとぶっ飛んだ質問をするので
思わずジュースを吹き出しかけた。


A「ゴホゴホッ...な、何の話ですか?!」

マネ「本命の話♪」

A「本命?!」

マネ「うん♪やっぱり女の子同士で話すなら恋バナでしょ?」


...え、そういうもんなの?

私はじめて知ったんだけど。


それからも色々と質問攻めされ、
私はボロを出す前にE-girlsで
最近仲良くなった萩花ちゃんの元へと逃げ込んだ。

▽▽▽→←▽▽▽



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作者名:ちゃそ | 作成日時:2016年5月20日 14時

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