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臣「HIROさん何だって?」

A「体調悪いならちゃんと言えって怒られた」


控え室に戻るなり、そう聞いてきた臣くん。

実はPV撮影のみんなの相手役を
頼まれてましたなんて言えるはずもなく、
私はテキトーに答えた。


隆「臣〜、ボイトレ行こうぜ」

臣「ん、Aはどうする?」

A「ここで待ってる」

臣「そっか。なら行ってくる」

A「いってらっしゃい」

私の頭をクシャっと撫でた臣くんは
隆二さんと一緒にボイトレに向かった。


ふと控え室を見渡すとこの部屋に
私と健二郎さんしか残っていない。

他のみんなは雑誌撮影やトレーニングに向かったのに
なかなか動こうとしない健二郎さん。


A「健二郎さんは行かなくていいんですか?」

健「どこに?」

A「トレーニングとか...」

健「あー、俺このあと番組収録あってそれ待ちやねん」

A「あ、そうなんですか」


普段健二郎さんと2人になることがなく、
どこか落ち着かずソワソワしていると
健二郎さんが突然笑い出した。


健「Aちゃん落ち着きなさすぎやろw」

A「え、そう...ですか?」

健「ずっとソワソワしとるやんw」

A「健二郎さんと2人ってあんまりないから...」

健「それ、やめようや」

A「え?」

健「健二郎さんって呼び方。
なんか距離ある言うか...
よそよそしい感じして好きちゃうねん」


...今更なんて呼べと?

健二郎くん...?
いや、年上をくん付けって...。

じゃあ健ちゃん...?
これは馴れ馴れしいか...。


A「なんて呼んだら...」

健「臣と同じでいいやん」

A「ポ...健ちゃん?」


普段臣くんが健二郎さんのこと
ポニョとかポニョ次郎とか
影で悪ふざけで言ってるから
思わず言いかけたのを堪えた。

でもガッツリ最初の一文字が聞こえたみたいで


健「ポ?ちょ、臣って影で俺のことなんて呼んでん?」

A「あ〜、えっと...」

健「怒らんから言うてみ?」


そう言われて恐る恐る答えてみると...、


健「アイツ許さへんで」



と、御立腹な様子。

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作者名:ちゃそ | 作成日時:2016年5月20日 14時

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