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A「...っ...」
岩「怖かったね...もう大丈夫...」
そう言って私を臣くんのマンションから
自分のマンションへ連れて帰った剛典は
ずっと私を抱きしめながら頭を撫でていてくれた。
岩「何があったか知らないけどさ...
臣さんもAちゃんを泣かせたかった訳じゃないと思うよ?」
A「うん...」
岩「今頃臣さんも後悔しながら反省してるだろうし...
話し合ってみる?」
そう言って剛典は私の顔を覗き込んだ。
A「臣くん...もう怒ってないかな...?」
岩「大丈夫!もし怒ってたら俺が怒るから!」
そう言って剛典は私を抱きしめたまま隆二さんに電話して、
ココにつれてきて貰うことになった。
ちゃんと謝りたい。という気持ちと
さっきので少しソワソワする私に剛典は
「落ち着きなよw」なんて笑い始めた。
しばらくしてエントランスからインターホンを鳴らされ、
臣くん達が来たんだと私の体に緊張が走る。
私は寝室へと避難してベッドの上で布団を
頭から被り隠れていると剛典に
そのままリビングへ運ばれた。
A「...なんで運ぶの」
岩「なんで逃げるの?」
A「だって...」
そんな話をしていると今度は
玄関のインターホンが鳴り、
剛典は返事をしながら玄関の方へ向かっていった。
隆「ちょ...待って...何あれw」
すぐに聞こえてきた隆二さんの声。
きっとソファーの上に布団被って
丸まってる私のことだろう。
ゲラゲラ笑ってると『うるさいから』と
剛典がどこかに閉じ込めたみたいで
ギャンギャン騒ぐ声が奥の方で聞こえる。
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作者名:ちゃそ | 作成日時:2016年5月20日 14時