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臣「...で、さっきの続きは?」
みんな無言でコーヒーを飲んでいると
臣くんが沈黙を破った。
チラッと剛典を見ると真剣な顔で、
さっきの出来事を話した。
剛典が話している間、臣くんは無言で...
そんな臣くんが怖くて私は俯いていた。
岩「まぁ、結果的には触られただけっぽいし、
Aちゃんには気をつけるように
俺からも言って...」
臣「...A」
剛典の言葉を遮って臣くんは私を呼ぶ。
臣くんの方を見るけど目を合わせない私に
「こっち向け」と低い声で言った。
恐る恐る臣くんと顔を合わせると...
明らかに怒ってる。
再び目を逸らそうとすると顎を掴まれ、
それを許されない。
臣「危ないから1人で出歩くなって何回も言ったよな?」
A「...」
臣「岩ちゃんいなかったらマジでヤられてたんだぞ?」
岩「臣さん!それは俺からも言ったら...」
臣「...来い」
臣くんは剛典の言葉なんて聞く耳を持たず、
1人部屋に残して私を寝室へと連れ込んだ。
___ドサッ
私をベッドに押し倒すと臣くんは上に跨る。
A「やだ...」
怖くなって臣くんを押し返すけどビクともせず...。
臣くんは左手だけで
私の両手を頭の上に押さえつけた。
A「ねぇ...臣く...」
臣「...うるせぇ」
低い声でそう言うとあの時と
同じように太ももを撫でられる。
A「やっ...やだっ...!」
怖くて叫ぶ私に、
さっきまで私の太ももを撫でていた手は顎を掴み、
私の唇に臣くんの唇が重なった。
何度も角度を変えられて
少しずつ深くなっていくキス...。
ううん、こんなのキスじゃない...。
どんどん進められるこの行為に
私は怖くて涙を流すしか出来なかった。
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作者名:ちゃそ | 作成日時:2016年5月20日 14時