検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:715,852 hit

▽▽▽ ページ2

.




___ガチャ


臣「A!」

A「...臣くん」


朦朧とする意識の中、
ドアが開く音と私を呼ぶ声がして
そちらを向くと臣くんが立っていた。


彩「Aちゃん熱があって...
だから今日は私が連れて帰るね」

臣「いえ、俺連れて帰ります」

彩「でもうつったりしたら...」

臣「大丈夫です」


彩さんに優しく微笑むと私の元へ近付く。


臣「辛かったら言ってくれたら良かったのに」

A「ごめん...なさい...」

臣「別に怒ってねぇよw」


そう言うと臣くんは私を抱き上げた。
...いわゆるお姫様抱っこというやつ。

私を抱えたまま臣くんは一度控え室に戻った。


健「Aちゃんどないしたん?!」

臣「結構熱あるみたい」


心配するみんなの声が聞こえてくる。

嬉しいけど...その声ですら頭に響く。


NK「みんな静かに。
頭痛もあったら頭に響くだろうし...」

EL「そうだね」


直己さんの一言でみんなが静かに...
でも心配そうに私をのぞき込んでいた。


NA「熱は測った?」

臣「いや...」

岩「確か救急箱に...あった!」


剛典から体温計を受け取った臣くんは
私に目をやって固まった。

...きっとそれが脇に挟むタイプだから。


隆「何固まってんの?」

健「はよしいや」

臣「あーっと...」


周りのメンバーに急かされる臣くんは
そっと私の服に手をかけた。



NA「ちょ、ストップ!臣!お前何する気だ!」

臣「何って...体温測ろうと...」

健「それやのに何服ん中に
手ぇ突っ込もうとしてんねん!」

臣「いや、これ脇に挟むタイプだし...」


それを聞いたメンバーは自分がやると大騒ぎ。


...お願いだから静かにして...。

そう思っていたらみんなが大騒ぎしている間に
臣くんが自分と私の荷物を持って連れ出してくれた。

▼▼▼→←▼▼▼



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (196 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
629人がお気に入り
設定タグ:三代目 , 登坂広臣 , 岩田剛典
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃそ | 作成日時:2016年5月20日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。