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NA「1回だけ!」

NK「ダメです」


私の飲酒事件をメンバーが知って1時間。

どうしても私の酔った所を見たいと
駄々こね始めたNAOTOさんは一度でいいから
飲み会をしようと直己さんに提案するも、
ずっと却下されている。


みんながギャンギャン騒いでる間、
私は頭が痛くてソファーで大人しくしていたけど、
あまりにもみんなが大騒ぎするので
それが頭に響いて余計に頭が痛い。


A「...ELLYさん」

EL「ん?」

A「HIROさんのとこ行ってくる」

EL「ん、分かった。
みんなが落ち着いたら伝えとくね」

A「すみません」


勝手にどこかへ行くとまた大騒ぎになるので
私は唯一落ち着いていたELLYさんにだけ伝え、
控え室を後にした。


___コンコンッ


HI「どうぞ」


中へ入るとパソコンと向き合ってる
HIROさんの姿が目に入った。


HI「Aか、どうした?」

A「ちょっと眠たくて...
奥の部屋使っていいですか?」

HI「あぁ、いいよ」


社長室の奥の部屋。

それは私が臣くんの元に行くまで
HIROさんに連れてこられた時、
疲れたらこの部屋で休んでいた。

ソファーベッドを倒して横になる。


A「...だる」


寒いのに...体が熱い。


私は重い瞼を閉じた。


しばらくしてヒヤッとした冷たさで目が覚めた。


A「ん...」

彩「あっ、ごめんね。起こしちゃったね」

A「...彩さん?」


優しく微笑む彩さんはそっと私の頭を撫でてくれる。


彩「HIROさんに『Aの様子がおかしい』って
言われて飛んできたの」

A「...すみません」

彩「あっ、ダメだよ!まだ寝てなきゃ!」


起き上がろうとする私に慌てて止めに入る彩さん。


彩「熱がある時くらいゆっくり休まないと」

A「...熱」

彩「疲れが溜まってたのね」


そう言うとそっと私を寝かせた。

▽▽▽→



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作者名:ちゃそ | 作成日時:2016年5月20日 14時

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