心を閉ざした少女

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私はあの日から頻繁に三代目の元へ連れていかれる。

みんなどんなに冷たく突っ返してもめげずに来る。


...1人を除いて。


臣｢...｣


ボーカルの登坂さんはいつも離れたところで
こちらの様子を伺ってる。


そして...、


臣｢お前さ、少しでも笑ったり出来ねぇのかよ｣


2人になった途端強めな口調で話す。


A｢...｣


それは...、昔を思い出すだけだった。

他のメンバーとは違って、
何か答えようにも怖くて声が出せない...。


臣｢はぁ……｣


最終的にはそう呆れてどこかへ行ってしまう。


___ガチャ


健｢あれ、Aちゃんやん。臣と2人でおったん？｣


健二郎さんの問いかけに無言で頷く。


___ガチャ


岩｢つっかれたーーー｣

EL｢今日ほんとハードだよね｣


続々と集まるメンバー。

私はいつものように部屋の隅に置かれた椅子に
縮こまる。


岩｢はい、Aちゃん！｣

A｢あ、り...がと...｣

岩｢どういたしまして｣


そうニッコリ笑う岩田さんは
私にジュースを渡してくれた。


___ガチャ


HI｢A、ちょっといいか？｣


突然三代目の控え室にやって来たHIROさんは
私をそこから連れ出した。

そして社長室に入るなり、


HI｢登坂と住んでみないか？｣


...そう言い出した。

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