3.J.S.B.G.i.R.L. (7)

▽ ページ42

．


A｢今日も行ってくるね！｣


その日を境に頻繁に裕太の家へ行くようになったA。


臣｢また？最近行きすぎじゃね？｣

A｢そうかな...？｣



なんて少ししょんぼりする。


臣｢...帰り迎えいくから連絡しろよ｣

A｢ありがとう！！！｣


結局この日も何も言えず、Aを送り出す始末。


NK｢嫌なら言えばいいのに｣


項垂れる俺に直己さんが一言。


臣｢俺だって言いたいっすよ〜｣


結局その日も直己さんと隆二と飲んでからAの迎え。


A｢今日もね、可愛かったんだよ〜♡｣


嬉しそうに話すA。


臣｢...良かったな｣


そう、ここまではいつも通りだった。






臣｢先風呂入っておいで？｣

A｢はーい｣


着替えを持って風呂に入って行ったA。


いつもだいたい2時間くらい入ってて、その間に掃除とかするのに...


A｢臣、上がった〜｣

臣｢早くね？｣

A｢そう？｣


まだ1時間も経ってねぇよ？！


A｢まぁ、やる事あるし...臣も早く入りたいでしょ？｣

臣｢まぁ...｣

A｢お湯冷めないうちに入っちゃいなよ｣


そう言われ、風呂に入った。

だけどAがどうしても気になって早く風呂を上がった。



臣｢A？｣


リビングにAの姿はなく、寝室へ向かうと何故かベランダに出ていた。


A｢.....｣


何を言っているのかは分からないけど、小声で何か言っているのは確か。


臣｢...A？｣

A｢...あれ、臣もう上がったの？｣

臣｢あぁ...それより外出てどうした？｣

A｢ん〜...なんでもない｣


そう言って部屋に入ったA。


A｢おやすみ〜｣


それだけ言い残し、一瞬にして眠りについた。

不思議に思いながらも俺もその日は眠りについた。






だけど、ココ最近のAは暇さえあれば外に出てなにかしている。



剛｢お前最近様子へんじゃね？｣

A｢そんなことないよー？｣

健｢いや、おかしいで｣

EL｢ずっと空に向かって独り言言ってない？｣

A｢独り言じゃないもん〜｣


Aの様子がおかしいと思っているのは俺だけじゃないらしく、最近じゃ他のメンバーも心配している。


『お疲れ様です』


事務所を移動中、たまたまGENEに出会った。


すると、


A｢ねぇ、裕太くん返事ないよ！｣

裕｢え〜、そんなはずないよ｣


...と、謎なやり取り。


亜｢もしかして裕太くん...あれ教えたの？｣

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