すれ違い ページ36
【隆二 side】
A｢隆く〜ん｣
隆｢ん？｣
A｢今日飲みに行こう？｣
最近やたらとAから飲みに誘われる。
隆｢また？一昨日も飲んだじゃん｣
A｢いいの！隆くん行かないなら１人で言っちゃうもんね！｣
そう言いながら頬を膨らませながら飲みに行こうと訴えるA。
隆｢わかったよ、飲みに行こう｣
俺もAもこの仕事している以上体調管理をきちんとしないといけいのは分かっている。
でも何故か最近Aはこんな感じで少し荒れている。
臣と喧嘩でもしたのかな...なんて思うけど、いざ顔合わせればいつも通りで原因は何なのか分からない。
Aがダメになる前に止めなきゃいけないけど、一度は本気で惚れた女。
そんな彼女を強く怒るなんてできないし、なんだかんだ甘やかしてしなう俺。
A｢乾杯♡｣
結局仕事終わりにやってきたいつもの居酒屋に着けば、Aは食べることなんて二の次でお酒ばっかり飲んでいる。
隆｢A、飲むばっかじゃなくてちゃんと食べなきゃ｣
そう言った時には若干酔いが回っているようでうつろな瞳で俺を見ている。
A｢隆くんお隣行ってもいいれすか〜？｣
すでに呂律回ってないし...。
隆｢おいで｣
そう言うと俺の方へちょこちょこ移動してきたA。
隣に座るのかと思いきや、まさかの膝の上で向かい合わせ。
可愛いんだけど...ご飯食べにくい。 ←
隆｢最近やけに俺に甘えてくんじゃん｣
A｢臣...忙しいから...｣
確かに最近臣はソロライブや映画で忙しい。
きっと忙しさのあまりAのことまで手が回ってないんだろうな...。
A｢LINEも前はすぐに返してくれたのに最近あんまり帰って来ないの...｣
隆｢...うん｣
A｢電話も出てくれないし...折り返してもくれない...｣
隆｢...そっか｣
頭を撫でてやると涙を流すA。
しばらくすると寝息が聞こえてきて寝たんだと気付く。
隆｢...俺ならこんな思いさせねぇのに｣
ずっとAが好きだった。
でもAが俺じゃなく臣を見てたのは知ってたし、臣だっていつしかAのことを想ってた。
信頼してる親友だから...本気でAのことを好きだったから俺は諦めた。
臣といることがAの幸せだと思っていたから。
でも今は臣がAを傷つけ、苦しませている。
隆｢何で俺じゃなかったんだよ｣
こんなんじゃ俺が引いた意味ねぇじゃん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1076人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りゅうりゅう(プロフ) - とても読みたいのでパスワード教えていただきたいです。 (2021年1月22日 17時) (
レス) id: 963531c4bf (このIDを非表示/違反報告)
news8190(プロフ) - この作品も見たいのですが見れませんか？ (2021年1月1日 15時) (レス) id: a284048075 (このIDを非表示/違反報告)
rinopi0615peace(プロフ) - 6ページのどこにありますか？探しても見つからなかったです、、 (2020年3月8日 23時) (レス) id: 319b7719bd (このIDを非表示/違反報告)
ちゃそ(プロフ) - ラスカルさん» パスワードについては6ページを御参照ください。 (2019年3月8日 18時) (レス) id: 2f1e52870b (このIDを非表示/違反報告)
ラスカル - パスワード教えてください、お願いします。 (2019年3月8日 11時) (レス) id: dac0b5121e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃそ
| 作成日時：2017年11月4日 10時
