自由な子 ページ34
【AKIRA side】
AK「そう言えば最近A来ないね?」
これまで何度かAが啓司を訪ねて控え室にやってきていたが、ココ最近来ていない。
啓「あ〜、Aでも安全に且つ簡単に出来るレシピを教えてあげたから最近はそれで頑張ってるみたい」
AK「Aが料理って時点で怖いけどねw」
でもあれだけ
「私自分でやらなくても誰かが作ってくれるから出来なくても大丈夫〜」
なんて言ってた子が...、大切な人のために苦手な料理を自ら取得しようなんて...成長したなと思う今日この頃。
啓「Aの手つきほんと怖いんだよねw」
AK「だろうなw」
啓「あんなに毎日のように来てたのに、来ないとこないで寂しいんだよね〜」
AK「妹が兄離れしたみたいなね」
啓「それ!」
日に日に成長して行く妹に嬉しさと寂しさを噛みしめる俺と啓司。
AK「久しぶりに飲みに行くか」
啓「いいね〜」
そうして帰ろうとまとめた荷物を持った瞬間、ドアが開いた。
A「あ、AKIRAさんと啓司くんだ〜」
AK「久しぶりじゃんw」
啓「最近来ないから寂しかったよw」
A「AKIRAさん、啓司くん、お腹減ったね〜」
......このお嬢さんに俺らの声は聞こえているのでしょうか?
A「なんか美味しいお肉食べたいね〜」
こりゃ、聞こえてねぇなw
啓「行く?w」
A「行く〜♡」
待ってましたとばかりに、満面な笑みを浮かべるA。
AK「今日仕事は?」
A「もう終わった〜」
啓「じゃあ行こっか」
A「カバン撮ってくるから待ってて〜」
...いや、もう仕事終わって帰れるんだから最初から持ってこいよw
相変わらずマイペースなA。
そんなAの後ろを俺と啓司がついて歩く。
A「あっ!」
何を思い出したのか、いきなり大きな声を出して俺の方へやって来る。
A「AKIRAさん!」
AK「ん?」
A「肩車して!」
...ほんとどこまでも自由人。
啓司に荷物を持ってもらい、Aを肩に乗せる。
A「お〜、この景色久しぶり〜」
AK「あんまり暴れんなよ?」
A「は〜い」
啓「なんか親子みたいw」
A「ふふっ、パパ〜♡」
啓司の言葉に嬉しそうなAだけど俺としては複雑...w
三代目の控え室に到着しても降りる素振りはなく、
__ ガチャ
啓「お疲れ様〜」
AK「A、頭気をつけろよ?」
A「ん」
肩車のまま、体制を低くして何とか入る。
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りゅうりゅう(プロフ) - とても読みたいのでパスワード教えていただきたいです。 (2021年1月22日 17時) (レス) id: 963531c4bf (このIDを非表示/違反報告)
news8190(プロフ) - この作品も見たいのですが見れませんか? (2021年1月1日 15時) (レス) id: a284048075 (このIDを非表示/違反報告)
rinopi0615peace(プロフ) - 6ページのどこにありますか?探しても見つからなかったです、、 (2020年3月8日 23時) (レス) id: 319b7719bd (このIDを非表示/違反報告)
ちゃそ(プロフ) - ラスカルさん» パスワードについては6ページを御参照ください。 (2019年3月8日 18時) (レス) id: 2f1e52870b (このIDを非表示/違反報告)
ラスカル - パスワード教えてください、お願いします。 (2019年3月8日 11時) (レス) id: dac0b5121e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃそ | 作成日時:2017年11月4日 10時