違和感 ページ13
-光輝 side-
朝、まだ早いのにみんなに
バレることを心配したAは最近部屋を出ていった。
昨晩ぐっすりネタにも関わらず、
前日の疲れもあり｢もう少し…｣と
微かにAの香りの残るベッドに寝転んだ。
光輝｢ん〜…｣
再び目を覚ましリビングへ向かうと、
そこには竜以外のみんなが起きていて朝食をとっていた。
A｢光輝おはよう｣
光輝｢おはよう｣
A｢光輝はパンでいいよね？｣
光輝｢うん｣
A｢直ぐ用意するから待っててね！｣
そう言っていそいそと朝食を用意してくれるA。
やっぱりこうも色んな人が揃うと
“ご飯派”と“パン派”で分かれるみたいで
準備のいいAはどちらでもいいように
両方用意してたみたい。
ﾊﾙ｢光輝ちゃんは幸せだね〜｣
光輝｢え？｣
翔｢可愛い子の手料理いつでも食べれるんだもんね｣
｢羨ましいよね〜｣なんて言う3Bの2人。
光輝｢なにか手伝おうか？｣
全部任せっきりなのも申し訳なくて
俺もキッチンへ向かうも、
A｢大丈夫だよ｣
そう返されてしまった。
そして視界に入ったのはもう1人分の朝食。
光輝｢Aもまだなの？｣
Aにしては多いな、なんて思っていると
苦笑いを浮かべながら首を横に振った。
A｢竜がまだなの｣
光輝｢まだ寝てんのかな？｣
竜なら｢腹減った｣なんて言って
朝から爆食いしそうなのに…。
そう思いながら用意された自分の朝食を運び、
先に食べていたみんなと混ざって食べ始める。
するとAは竜の分のご飯をお盆に乗せて
部屋を出ようとする。
光輝｢部屋に持っていくの？｣
A｢うん…そろそろ起きた方が良いし…
食べ物見せたら素直に起きると思って｣
どこかぎこちない笑みを浮かべるAは
リビングを出て行った。
鏑木｢何かあったんですかね？｣
会長｢何か不自然なような気もしますが…｣
久遠｢まぁ、本人が言わない限り詮索するな｣
暫くして戻ってきたAの手には、
食べた形跡のない…持って上がった時のままの
竜の朝食があり、その場の全員が違和感を感じ取った。
翔｢竜は？｣
A｢…んー…疲れてるみたい……｣
明らかに嘘だとわかる下手くそな笑顔。
ﾊﾙ｢竜もまだまだだな〜｣
翔｢そう考えたら俺らの方が若いんじゃない？｣
重たい空気になってしまったところを
おちゃらけたように言う2人が和ませてくれた。
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月歌兄弟(プロフ) - 続き楽しみにまってます!!更新無理せず頑張ってください！ (2021年7月6日 8時) (
レス) id: 608426acb5 (このIDを非表示/違反報告)
飴 - 更新楽しみに待ってました！！これからも更新頑張ってください！！ (2021年2月13日 9時) (レス) id: f127e1106e (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - 続き見たいです！この作品大好きです！頑張ってください☆ (2021年2月4日 18時) (レス) id: edb2b83ba4 (このIDを非表示/違反報告)
gun0306hokuto(プロフ) - 毎日楽しみ(^^)です主人公ちゃんと竜が幸せになって欲しいです (2020年12月13日 22時) (レス) id: 5f5a7dd17c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃそ(プロフ) - SHEROさん» ありがとうございます(T^T)そう言って頂けて嬉しいです！ (2020年11月28日 17時) (レス) id: 7e7c3a00d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃそ
| 作成日時：2020年11月21日 23時
