モヤモヤ ページ12
-竜 side-
竜｢…7時か｣
昨日はなんだかんだ騒ぎまくったせいか、
ベッドに横になった瞬間すぐに眠りについた。
いつも以上にぐっすり寝たおかげで
二度寝しようにもすっかり目が冴えてしまった俺。
竜｢…散歩でもするか｣
特にすることも無く俺は周辺を散歩することにして
寝癖を直し、着替えて部屋から出る。
すると何やら話し声がする光輝の部屋。
海司か陸と電話でもしてんのかと思ったけど
聞こえてくるもう1つの声はA。
A｢じゃあ光輝、ありがとう｣
光輝｢もう少しいればいいのに｣
A｢いや、他の人にバレたら騒がれて面倒だし｣
光輝｢まぁ…それもそうか！｣
俺が聞いているとも知らずにそんな会話をする2人。
A｢じゃあ後でね｣
そう言って光輝の部屋を閉め、
自室の方へ体を向けた瞬間目が合う俺とA。
A｢あ…お、おはよう！…早いね？｣
動揺しながら俺に言うA。
だけど俺の中では色んな感情が入混ざっていて…
Aの横を何も言わず通り過ぎた。
Aが光輝を好きなのは知ってる。
でも光輝が好きなのはAでは無くて果音。
それなのになんで一緒にいんの？
幼馴染みだから？
あれってどう考えても昨晩から一緒にいたって事だよな？
竜｢…くそっ！｣
別荘を出てすぐの海。
ぼんやり眺めながら考えるのは2人のこと。
結局俺がどんなに頑張ったって長年想いを寄せてきた
光輝には勝てない。
そんな光輝も果音が好きなんて言うけど
この合宿ではいつも以上にAに過保護だし…
実際Aにも傾いてんじゃねぇかとさえ思う。
考えれば考えるほど変な方向に行ってしまう思考回路。
暫くして別荘に戻ればまだみんな寝ているようで
起きているのはAだけだった。
みんながいつ起きてもいいように
朝食の用意で忙しなく動いている。
A｢あ、おかえり！｣
竜｢…｣
A｢えっと…先に朝食食べる？｣
竜｢…｣
A｢もう少し待ってもらえれば直ぐに用意…｣
竜｢……いらね｣
結局Aを目の前にすれば余計にモヤモヤして
突き放すようにそういった。
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月歌兄弟(プロフ) - 続き楽しみにまってます!!更新無理せず頑張ってください！ (2021年7月6日 8時) (
レス) id: 608426acb5 (このIDを非表示/違反報告)
飴 - 更新楽しみに待ってました！！これからも更新頑張ってください！！ (2021年2月13日 9時) (レス) id: f127e1106e (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - 続き見たいです！この作品大好きです！頑張ってください☆ (2021年2月4日 18時) (レス) id: edb2b83ba4 (このIDを非表示/違反報告)
gun0306hokuto(プロフ) - 毎日楽しみ(^^)です主人公ちゃんと竜が幸せになって欲しいです (2020年12月13日 22時) (レス) id: 5f5a7dd17c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃそ(プロフ) - SHEROさん» ありがとうございます(T^T)そう言って頂けて嬉しいです！ (2020年11月28日 17時) (レス) id: 7e7c3a00d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃそ
| 作成日時：2020年11月21日 23時
