第6話 ページ6
お店の外に行くと
誠也「風雅たちのホテルも同じとこやって言うから一緒に夕飯行くで。」
A「え？ホテル同じとこなん？」
良規「姉さん、知らんかったん？」
A「駅前に集合したから。」
リチャード「風雅たち、さっきお昼食べたことやで観光でもするか？」
誠也「ええな。」
斗亜「スカイツリー登りたい。」
良規「スカイツリーか。行きます？」
誠也「そうやな。車、乗りな。」
するとリチャが後部座席に乗ったので
A「助手席に乗らんの？リチャ。」
リチャード「末澤の助手席は姉さんの特等席やろ？」
A「そうなん？」
誠也「当たり前やろ。乗り。」
A「はーい。」
誠也「シートベルトしたか？」
斗亜・風雅・拓哉「はーい！」
誠也の運転する車はスカイツリーに向かって走る。
誠也「東京に来んの斗亜だけちゃうの？」
拓哉「僕も別の仕事で東京に来るんで前乗りしたんです。」
リチャード「風雅は？」
風雅「今日と明日、休みで。
斗亜に聞いたら東京で姉さんに会うって言うから僕も会いたくて来ました。」
A「休みっていうのは聞いてたけど、そうやったん？」
風雅「はい。」
良規「風雅、可愛い〜。」
誠也「A、コーヒー、開けて。」
ドリンクホルダーからコーヒー缶を取って渡してきたのでプルタブを開けて誠也に渡す。
誠也「サンキュー。」
しばらく走ると前にスカイツリーが見えてきた。
スカイツリーから少し離れたパーキングに車を止め歩く。
A「良い散歩日和だ〜。」
リチャード「ホンマや。」
良規「近所を散歩するのも良いかもしれないですね。」
A「そうだね。私はツライけど。」
誠也「花粉症やもんな。」
A「うん。私はスギアレルギーだから年中だしね。」
良規「それツライですね。」
A「特に春先とか特にね。」
誠也「ツアーの時とか最悪やん。」
良規「初日って福岡でしたよね。」
リチャード「そうやな。」
A「薬は常備してるから大丈夫だよ。」
良規「ツラかったら言うて下さいね。」
A「ありがと。」
誠也「大人7人で。」
係員「大人7名様ですね。」
A「そっか。もう高校卒業したんだっけ。」
拓哉「今年琉巧が高校卒業ですね。」
A「早いな〜。私らも30手前やもんな。」
良規「姉さん、今年、30ですよね？」
A「7月でね。事務所も今年で21年やで。」
良規「そんなになります？」
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作者名：rampage16love | 作成日時：2023年2月22日 10時
