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「「おっ、お疲れ様です!!!」」
しっかり腰を90℃に曲げて挨拶する様子に、野薔薇と悠仁はフッと自慢げに笑ってポーズを決める。
「何よ…わかってるじゃない」
「オーラってやつは隠してても滲み出るもんだからな…」
「「卒業ぶりですね!!伏黒さん!!橘さん!!」」
『えっ、私も?』
悠仁と野薔薇、新田さんの視線が私たちに集中する。
隣に立つ恵は顔を逸らし、ゆっくり口を開いた。
「…俺たち、中学、ここ」
「それも驚きだけどそうじゃねぇだろ!こっち見ろ!」
「何した?お前ら中学で何した!?」
『ちょっと待て私は冤罪!』
野薔薇と悠仁に顔を掴まれる恵と、手を挙げて冤罪を主張するA。
伏黒からは何も聞かないと察した2人は、未だに頭を下げている2人に"こいつらに何された"と聞いた。
その際バカA・バカBと名付けられていたのはスルーする。
「俺ら…ってかこの辺の不良半グレその他諸々、伏黒さんにボコられてますから」
「橘さんはそんな伏黒さんを唯一止められる人って有名で…、しかも橘さんに声かけようとした男全員やられてましたし」
この言葉には私も含めた皆で恵へ視線を向けた。
「……、ボコッ…た…」
「なんでさっきからカタコトなんだよ!こっち見ろって!」
「何してんの!?お前何してんの!?」
『全然男友達できないと思ってたのはそーゆーことか!?』
「コラ!!なんだ君達は!!
他校の生徒が校舎内に入っちゃいかん!!」
「アンタこそ何よ!!」
「用務員さんだろ…なんで強気なの?」
これだけ騒げば流石に注意されるか…。
声をかけて来た人を見ると、新田さんが入校証を見せて話を通しているところだった。
「…ん?君達…伏黒くんと橘さんか!」
「…ども」
『あっ、武田さん!?久しぶり〜!』
「はっはっは!元気そうでよかったよ」
なんだかんだ関わりのある武田さん。
この学校が長い武田さんに話を聞くと、20年ほど前のことだが覚えているとのことだった。
変な噂、黒い噂、悪い大人との付き合い、罰当たりな話など聞いたことないか聞くと、罰当たりな話に反応した。
「あれじゃないですか?八十八橋のバンジー」
「まだいたのかA、B」
「八十八橋って?」
『自 殺の名所、この辺で有名な心霊スポットだよ』
私も肝試しで誘われたな〜なんて思い出していると、思い出したのか武田さんが口を開いた。
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みゆう(プロフ) - これで完結ですか?😭すごく面白い作品だったのに… (2023年4月23日 0時) (レス) id: 3379df1390 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - わぁぁぁぁぁぁ。すごいすごい!!最高です!続きが気になります! (2022年8月19日 16時) (レス) @page12 id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - aonaさん» 大変お待たせしました!!また更新頑張っていきますね〜!! (2022年1月14日 13時) (レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - あまぬんさん» 返信遅れてすみません!!嬉しい感想ありがとうございます🥺また更新していきますー! (2022年1月14日 13時) (レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
aona - めちゃくちゃ続きが気になります!更新頑張ってください!続き楽しみにしてます! (2022年1月4日 22時) (レス) @page7 id: 89b7031c6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れおすけ | 作成日時:2021年11月26日 22時