最愛の人 ページ3
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『もうみんな上陸してるみたい！』
「ほんとか！？楽しみだなぁ！」
ワクワクしている様子を横目で見つつ、つい1人の気配を追ってしまう。
…ちょうどサンジと合流したみたいだ。
「A、アイツらの居場所わかってんだろ？
先会いに行ってやれよ、アイツのとこに」
『え？』
「オレはレイリーのとこ行くから後で合流しようぜ！」
にししっといつもの笑顔で言われて、そんなにわかりやすかったかと恥ずかしくなる。
でも、行っていいと言ってくれるなら…
『ルフィ…ありがとう！』
「おう、あとでな！」
ルフィに手を振って、自然と走り出す自分の足。
この2年間、考えなかったことはなかった。
彼は脳筋だし、バカだし、まず2年後という約束に気づいたかどうかも怪しい。
もしかしたらもう会えないかもしれない…そんな不安がなかったわけじゃない。
「…クソ……モ…！！」
「…ぁ"！？や………コッ…！！」
懐かしい声が聞こえてくる。
視界に入る、緑色の頭と腰にある3本の刀。
『ゾロ！！』
「っ！！？」
彼がこちらを振り返った瞬間、首に腕を回してギュッと強く抱きついた。
懐かしいゾロの体温と匂いに泣きそうになると、耳元で小さく名前を呼ばれた気がした。
「A……A、か？」
『私以外に誰がいるの！』
気のせいではなかったらしい。
半ばヤケクソになりながら答えれば、肩に手を置かれて体が離される。
目と目が合う。
片目は傷がついて閉じられていたけど、2年前と変わらない……いや、さらに格好良くなったゾロだ。
「っバカヤロー…！！
どんだけ心配したと思ってんだ…！！」
再度力強く抱きしめられて、ちょっとだけ痛いけど幸せな気持ちになる。
ごめんね、といいながら抱き返していると、横からメラメラと燃え上がるようなオーラを感じた。
「おのれクソマリモ…！クソっ、Aちゃんがいなかったらその腕へし折ってたぞ………！！」
こちらを見ないようにそっぽを向きながら、歯軋りをして悔しがるサンジ。
こちらもなんだか大人っぽい雰囲気だったけど、口を開けばあまり変わっていない。
『久しぶりサンジ、元気だった？』
「っ今この瞬間元気に…なっ…………」
ゾロから離れて声をかけると、目があったかと思えば固まっていく。
どうしたのかと首を傾げていると、顔が真っ赤に染まり目をハートにして気絶してしまった。
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れおすけ(プロフ) - ちえさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます🥺頑張れます！！ (2022年1月24日 21時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ(プロフ) - 久しぶりにハマる面白い作品に出会えて嬉しいです♡がんばってください (2022年1月24日 18時) (レス) id: cd9fdd5161 (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - きのさん» 教えてくださってありがとうございます！頑張って更新します〜！！ (2021年10月15日 21時) (レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - ひとつ気になったのが、スリラーパークではなくてバークというところだけ。続き楽しみにしてます！ (2021年10月15日 20時) (レス) @page6 id: 0a1b5d200f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2021年10月10日 2時
