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約束の時 ページ2



この2年間、私は実に濃い年月を過ごした。



初めの1年は赤髪海賊団のみんなに鍛えられ、3種の覇気の使い方をマスターできた。


とくに得意だった見聞色に関しては、数秒先の未来が見えるようになった。

頂上戦争で、一度だけ見えたものと同じだ。




そのまま船に引き止められそうだったものの、シャンクス兄たちに泣く泣く見送られてやってきた女ヶ島・アマゾンリリー。





「そなたがルフィの姉君か?」




海賊女帝、ボア・ハンコック。

女の私でも見惚れてしまうような美女。




『ええ。ルフィを匿ってくれてありがとう。
それに戦争のときも…、エースの錠の鍵をルフィに渡してくれたって聞いた』


「よい、ルフィの家族ならば助けるのに理由はいらぬ」




どうしてここまでルフィに尽くしてくれるのか…、それがわからないほど鈍くはない。


一体何をすれば、男嫌いの海賊女帝に好かれることになるのやら。




『ふふっ、私はこんな美女がルフィのお嫁さんになってくれたら嬉しいな』


「っな!!!?こ、これが公認というものか…!!」




満面の笑顔で手を握られて、噂とは全く違う様子に微笑ましくなる。

それがきっかけで、ハンコック、Aと呼び合う程に仲が良くなったのは言うまでもない。





『ここにきてもう1年…あっという間だったね』


「ああ。早くアイツらに会いてぇな」




そう言われて思い出す、仲間たちの顔。


その中で恋人でもあるゾロは何をしているのか、ずっと心配していたけど、ルフィのあのメッセージに気付いてくれていることを祈るしかない。




「行くぞ!A!」


『ええ!』









ハンコックの船に乗せてもらい、シャボンディ諸島に到着した私たち。

ルフィは荷物でパンパンの大きすぎるリュックを背負い、私もだけど顔がわからないように変装して船を降りようとしていた。




「よいかルフィ、A。2年前の頂上戦争で主らの顔はわれておる。
バレぬようしっかりと顔を隠すのじゃ」




もしもの時はこれを、と手渡されたつけ髭。


とくに問題が起きずに集合できればいいけど、ルフィならそんなことありえないに等しい。




「じゃあなハンコック、色々ありがとう。
また会おう!」


『お世話になりました!』




後ろで悶えてるハンコックに見向きもせず上陸するルフィ。


苦笑して彼に続き懐かしの地に足をつける。

そして感じ取れるのは、仲間たちの気配。




どうやら、私たちが最後のようだ。

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れおすけ(プロフ) - ちえさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます🥺頑張れます!! (2022年1月24日 21時) (レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ(プロフ) - 久しぶりにハマる面白い作品に出会えて嬉しいです♡がんばってください (2022年1月24日 18時) (レス) id: cd9fdd5161 (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - きのさん» 教えてくださってありがとうございます!頑張って更新します〜!! (2021年10月15日 21時) (レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - ひとつ気になったのが、スリラーパークではなくてバークというところだけ。続き楽しみにしてます! (2021年10月15日 20時) (レス) @page6 id: 0a1b5d200f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れおすけ | 作成日時:2021年10月10日 2時

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