大恩人 ページ10
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なんとか落ち着かせようとしたとき、ルフィがハンコックからもらった弁当を食べようと言って意識がそれた。
ホッとした瞬間に腕をひっぱられ、気付けば後ろからゾロに抱きしめられている。
頭のたんこぶが痛そうだ。
『ゾ、ゾロ…？』
「赤髪の船だァ？何もなかっただろうな」
赤髪で特訓してもらったことを聞いていたらしい。
耳元で言われた言葉に目を見開きつつも、嫉妬してくれたのかと嬉しくなり目の前の腕に手を添える。
『んー…まあ、このまま船に乗れ、なんて勧誘はしつこかったけど』
「「「「ハァ！！？」」」」
『私はやっぱり、みんなと航海したいから。
バッサリ断ってきちゃった！』
少し照れながらそう言えば、皆の表情が緩んでいくのがわかった。
チラッと後ろのゾロを振り返れば、同じように安堵したように微笑んでいてキュンとした。
「いくらシャンクスでも、俺の仲間はやらねぇよ！
それより飯食お〜ぜ！！」
にししっと笑うルフィに皆が集まる。
最高の仲間に出会えて幸せだと噛み締めながら、女ヶ島の美味しいお弁当に手を伸ばした。
「ナミ、船はまだ安定してんのか？」
「うん、今はまだ大きな海流に乗ってるだけだから」
「なら今のうちに、俺から全員に話しておかなきゃならねぇ事がある」
「「「ロボの秘密かよォ〜！！！」」」
「いや、残念だが……ザンネンダガチガウロボ」
「「「スゲェ〜！！ロボ語！！」」」
相変わらずの様子に真顔になりつつ、フランキーの真剣な表情に皆が耳を傾ける。
彼の話とは、この2年間海軍や海賊からサニー号を守ってくれた、ある男についてだった。
「バーソロミュー・くまについてだ！！」
数日前フランキーがサニー号に到着した時、船を守るように居座ったボロボロの男、バーソロミュー・くま。
思わず戦闘態勢をとったが、彼はただ"待っていた、任務完了だ"とだけ言って去っていったという。
サニー号には傷一つついていなかったらしい。
「後でレイリーに話を聞きゃぁ、実は
＿＿＿＿俺は革命軍の幹部。縁あって一味をこの場から流したい
「薄々気づいてるとは思うが、俺たちは命を救われたんだ」
そうは言われても、革命軍との縁なんてルフィのお父さんくらいしか思いつかない。
ウソップ同じことを思ったのかそう聞いたけど、ルフィ本人がよく知らないと言い切った。
*＊*
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れおすけ(プロフ) - ちえさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます🥺頑張れます！！ (2022年1月24日 21時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ(プロフ) - 久しぶりにハマる面白い作品に出会えて嬉しいです♡がんばってください (2022年1月24日 18時) (レス) id: cd9fdd5161 (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - きのさん» 教えてくださってありがとうございます！頑張って更新します〜！！ (2021年10月15日 21時) (レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - ひとつ気になったのが、スリラーパークではなくてバークというところだけ。続き楽しみにしてます！ (2021年10月15日 20時) (レス) @page6 id: 0a1b5d200f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2021年10月10日 2時
