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顔を青くする開久の奴らに背を向け、貴志のとなりを歩きながら病院へ向かう。
わりと平気なのかと思ったが、路地裏を抜けた瞬間地面に崩れ落ちた。
「いたぁい〜！！痛いよ痛いよォ〜！
アイツら絶対殺してやる、殺してやるんだァ〜！！」
『そんなこと言ってないで早く病院に、』
「あれ、Aに三橋さん！」
行こう、と言おうとした時声をかけてきたのは、どこかイライラしている京子と明美だった。
その声を聞いた瞬間、貴志は軽く飛び上がってポーズを決める。
ギョッとして見ていると私の肩に寄りかかり、やっぱり痛いのかぷるぷる震えているのを隠そうとしている。
「…おや、どうしたんだい」
「今日伊藤さんとデートする約束だったんスけど、野暮用入ってオジャンになって…。
むしゃくしゃしたから、この前ガンくれてきた奴ら成敗しに行くとこなんスよ」
「そんな…無駄な体力を使うのはやめておきたまえよ…。
じゃ、」
無駄にカッコつけ、私の手を引いて歩きだす貴志。
突然中腰になったかと思えば、変な歩き方をしてそのまま崩れ落ちてしまった。
『貴志！？』
「「三橋サァン！！」」
2人に手伝ってもらい、理子と伊藤くんに連絡して公園に向かう。
貴志をベンチに寝かせると、ちょうど2人がやってきた。
「どうしたのよさんちゃん！Aも何があったの？」
『いや、それが…「実は、」』
「実は……車に追突した」
「「「「えぇ！？」」」」
遮られたかと思えば嘘をいうこの男。
何も言うなと言わんばかりの視線を向けられて口を閉ざすと、全然平気だからと続けた。
「まあ大事をとって病院に行くけど、それは伊藤に付き合ってもらうから。あ、Aも一応行っといた方がいいな、そうしよう」
『…うん、そだね。ごめん理子、佐川くんのとこお願いしてもいい？』
「それはもちろんだけど…Aも追突したの！？」
『いや、避けたから大丈夫！』
「「避けた！？」」
「そそ！京子ちゃんたちはガンくれてやった奴をシメに行ってくれ」
「え"！？」
貴志の言葉に京子をガン見する伊藤くん。
ヤバイ、そう感じているのが見てわかる京子は、ぶりっ子モードに入って誤魔化してシメに行った。
流石の切り替えの速さ…。
「それじゃあ伊藤ちゃん、2人をお願いね」
「うん、任せて。佐川によろしく！」
走り去る理子を見届けてベンチに座る。
伊藤くんも察してるだろう。
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れおすけ(プロフ) - りこさん» 金ローよかったですよね！！嬉しいコメントありがとうございます(о´∀`о)ちょっとずつですが進めていきますので、またよろしくおねがいします！！ (2021年10月14日 15時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 更新嬉しいです！！！私は金ローで映画見てから今日俺に再熱です！！まじでかっこよかったです！とにかく更新嬉しいです！ (2021年10月13日 1時) (レス) @page36 id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - 瑠香さん» 感想ありがとうございます！同志がいてくださって嬉しいです！ (2020年9月7日 21時) (レス) id: 424d22639a (このIDを非表示/違反報告)
瑠香 - 作者さんの片桐さんの描写にキュンとしてニヤつきます。これからも更新楽しみにしております！素敵な文章を読ませて頂きありがとうございます！ (2020年9月6日 7時) (レス) id: 2176506463 (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます！がんばります！ (2020年8月23日 15時) (レス) id: 424d22639a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2020年8月10日 7時
