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屋上にでてみて、私はとても驚いている。
「うぉらあああああああああ！！」
「うぉおおおおおおおおおお！！」
なんと彼らは、たった2人で10人のツッパリを倒して行った。
しかも目を瞑り、無造作に繰り出した拳と蹴りで。
しばらくして目を開けた2人は、呆然としながら見つめあっていた。
「これは…俺達がやったのか ｣
｢ そう…だな ｣
｢ 俺達は…今日からツッパリ、だけど…強い ｣
｢ …かもな ｣
『なんだ、そういうこと』
「おう…って、」
話に混ざればグリンっと勢いよくこちらを向く三橋くん。
伊藤くんも忘れてたと言わんばかりに口を開けて固まっている。
「…ま、マブイお嬢さん、今の聞いてました…？」
『(マブイ？)うん、ひととおり。流石に集団暴行はよくないから、ひどくなる前に止めよっかなーって思ってたんだけど』
2人とも強いね
ニコッと微笑んでそう言えば、2人とも先ほどの伊藤くんのようにほわわぁんとして動かなくなってしまった。
『おーい、大丈夫？』
「ッハ！！私は三橋貴志といいます。あなたのお名前は…？」
『同じクラスの黒田A、よろしくね』
「よろしくね！Aちゃん」
「…黒田A？」
急にデレデレとした伊藤くんに思わず笑っていると、三橋くんは聞き覚えがあるのかこっちをジッと見ていた。
これは…もしかするともしかするかも。
『ねえ三橋くん、小さいときはコッチに住んでたりした？』
「あ？あぁ…」
『今日からツッパリってことは、今まで黒髪じゃなかった？』
「なんで知ってる！？……ん？」
私の顔を見て思い出してきたのか、一度固まって徐々に笑みを浮かべる三橋くん。
間違いないみたいだ。
「お前…Aか！？」
『やっぱり！久しぶりだね、貴志！』
「え、なに？知り合い？名前よび？」
私たちの顔を交互に見ながら問う伊藤くん。
貴志に肩に腕を回されながら幼馴染だと答えると、心底驚いたように凝視された。
「よぉし！
俺たちは今日から相棒だ！！」
「おう！
って、Aちゃんもか？」
『私は構わないよ？』
ゆっくり起き上がり、2人の背後から殴りかかろうとする佐川。
鳩尾に一発入れれば簡単に倒れて行く。
『こう見えても戦えるからさ』
「「かっこいー…」」
その日、転校初日に軟高の番になった2人だった。
(てか、その金髪パーマ！頭どうしたの？)
(その頭おかしいみてぇな言い方やめろ！)
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れおすけ(プロフ) - りこさん» 金ローよかったですよね！！嬉しいコメントありがとうございます(о´∀`о)ちょっとずつですが進めていきますので、またよろしくおねがいします！！ (2021年10月14日 15時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 更新嬉しいです！！！私は金ローで映画見てから今日俺に再熱です！！まじでかっこよかったです！とにかく更新嬉しいです！ (2021年10月13日 1時) (レス) @page36 id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - 瑠香さん» 感想ありがとうございます！同志がいてくださって嬉しいです！ (2020年9月7日 21時) (レス) id: 424d22639a (このIDを非表示/違反報告)
瑠香 - 作者さんの片桐さんの描写にキュンとしてニヤつきます。これからも更新楽しみにしております！素敵な文章を読ませて頂きありがとうございます！ (2020年9月6日 7時) (レス) id: 2176506463 (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます！がんばります！ (2020年8月23日 15時) (レス) id: 424d22639a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2020年8月10日 7時
