合宿 ページ10
ゴールデンウィークに入り、音駒との練習試合まであと4日。
繋心くんがコーチになってからの練習はかなりハードだった。
私も球だししたり2人で見ることもあったのは意外だったけど…
「お前が今まで練習見てきたんだろ？これからもやってもらうからな！」
なんて、繋心くんの言葉で嬉しくなったのは内緒。
ウチはレシーブは弱いけど攻撃力は高い。
スパイク練習のときなんか繋心くんが嬉しそうに笑って褒めていた。
「いい感じじゃねーか！なぁA！」
『当たり前じゃん！言ったでしょ！』
「そうだったなー！」
初日の練習が終わり、向かったのは去年も使った合宿所。
翔ちゃんは初めての合宿で大興奮で、合宿所を見て回る姿をよそに私と潔子先輩はみんなの夜ご飯を作り始める。
今日はカレーとサラダ、デザートにフルーツ入りのヨーグルトだ。
『武ちゃん、私たちだけでも大丈夫ですよ』
「うん、先生に手伝ってもらうなんて…」
「いいのいいの、みんな育ち盛りで人数多いし、3人で作った方が早いですよ！」
頭の頭巾がよく似合う武ちゃんの言葉に甘え、3人で手分けして料理を仕上げる。
下ごしらえはしてあったし、みんな手際がいいからかすぐに完成した。
『あとは配膳だけですね！』
「うん。……ん？」
テーブルに料理を並べていると、食堂の扉を開けた武ちゃんの目の前に干からびた夕と龍が倒れていた。
「武ちゃん…俺たちは、もう……」
『…何してんの？』
「ぅあ…？」
顔を上げたそこには、エプロンをつけて料理を運ぶマネージャー2人。
「「はああああぁ…！！」」
「っA！！今年も俺らとここに泊まるよな！？」
『えっ、今年は潔子先輩の家に泊まらせてもらうけど。言ってなかったっけ？』
「「んな"っ！！！？？」」
さらさらと砂のように崩れる2人。
俺たちの癒しが…と呟く姿に呆れつつ、去年の夜を思い出して悪寒がはしる。
『言っとくけど去年めちゃ怖かったんだからね！だだっ広い部屋に1人よ！？今年は潔子先輩と女子会するの！』
「ふふ、楽しみだね」
『たくさん話しましょうね！』
「……まあお2人が幸せそうに笑っているなら…」
「それが俺たちの幸せだな…」
楽しそうに話す姿を見て表情が明るくなる2人は、マネージャーたちの作った料理をたらふく食べていく。
その日作ったカレーとサラダ、デザートまで、残ることはなかったのだった。
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ツキ(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白いです！続きが気になります！更新を頑張ってください！応援しています！推しの岩ちゃんと夢主ちゃんが付き合って欲しい！ (4月18日 16時) (
レス) @page10 id: e8ec233810 (このIDを非表示/違反報告)
ライチ(プロフ) - 岩ちゃんの家に仁科ちゃんが行く...!?それって実質【お家デート】では...!?もう、そのまま2人が付き合っても文句はない...!!むしろ付き合ってくれ...!! (2月28日 23時) (レス) id: b468f3d3be (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - 美羽さん» 初めまして、感想ありがとうございます！亀更新ですがよろしくお願いします︎！ (11月7日 1時) (レス) @page7 id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 初めまして美羽です【ハイキュー】烏野2年のマネージャー�兇鯑匹澆泙靴紳海�を楽しみにしてます！ (10月11日 3時) (レス) @page6 id: 3d5ecef508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2023年9月20日 7時
