早朝練 ページ9
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翌朝。
昨日の夜に龍からLINEがきて、早朝練をすることを聞いた。
私もバレーしたいし、一緒に行くことにして差し入れを作ってる。
ピンポーン
『あ、龍かな。こんくらいでいいか』
未だに寝ている両親に朝ご飯を用意して、静かに家をでた。
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朝5時
学校に着くと、２つの人影が体育館の扉の前にいた。
それに龍とニヤリと笑いながら、扉へ足を向ける。
「やっぱキッツイなぁー、5時は」
『ほーんと。一年元気だねー』
「田中さん！？」
「A先輩！？」
２人が一斉に振り返って、驚いたように声を上げた。
龍があくびする度に白い息がでてて、私はマフラーに口を埋めながら笑う。
『２人とも、朝練は7時からだから』
「それまでにはきりあげろよ」
龍は体育館の鍵をつきだした。
それを見て顔を輝かせる２人。
「田中さーん！！」
「あざっす！！」
「はははっ、なぁんていい先輩なんだ俺！田中先輩と呼べ」
「「田中先輩！」」
「ふははっ！もう一回」
「「田中先パァイ！」」
『バカか』
溜め息をつくと、２人は私の方にも頭を下げた。
え、なにごと
「「A先輩もあざっす！！」」
『いいっていいって、私もバレーしたかったから！』
「A先輩のバレー見れるんすか！？」
影山のキラキラした視線がすごい…。
「そーいや知らなかったな。
Aはバレー経験者で球出しとかもやってんぞ」
「マジっすか！？スゲェー！！」
「サーブ見てもらってもいいですか！？」
『それはもちろんいいけど…。練習始めなくていいの？』
そう言えばハッとしたように龍が鍵をあけ、体育館にはいる。
入り口でどっちが先に入るかで争ってる２人を見ながら、今日の大地先輩の言葉を思い出す。
［影山は中学生としてはずば抜けた実力を持っていたはずなのに、イマイチ結果は残せてない。
そんで あの個人主義じゃ中学のリピートだ。
チームの足を引っ張りかねない。
でもこれからはあのバネとスピードを持つ日向がいる。
アイツら単独じゃ不完全だけど、才能を合わせたら……コンビネーションを使えたら］
”烏野は爆発的に進化する！”
楽しみだなぁと思いながら2人を見ると、まだ入り口で争っていた。
「おい、時間ない…「「うわ！」」…
…ははは、コンビネーション以前の問題だよコノヤロー」
『顔怖いよ先輩』
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れおすけ(プロフ) - ライチさん» 嬉しいコメントありがとうございます！また岩ちゃんとの両片想いを楽しんでください☺️ (9月11日 18時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ライチ(プロフ) - コメント失礼します!!思わず一気読みしたのですが途中、『仁科ちゃんと岩ちゃんもう付き合えよ!!!』って夜中なのに思わず叫びそうになっちゃいました...ww続き楽しみにしています!! (9月8日 1時) (レス) id: b468f3d3be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2023年8月5日 2時
