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厳しさ ページ8





「お前らが負けたときだけど…。少なくとも俺たち三年がいる間、影山にセッターはやらせない」

「は…」




影山が目を見開いて固まった。

翔ちゃんはそれだけかと聞いてるけど、影山にとっちゃ死活問題だ。




「個人技で勝負挑んで負ける自己中な奴がセッターじゃ、チームが勝てないからな」




影山の目つきがどんどん鋭くなっていくのを感じて思わず大地先輩をチラ見した。





「…どうした?別に入部を認めないって言ってるわけじゃない。
お前なら他のポジションだって余裕だろ」

「っ俺は!セッターです!!」

「勝てばいいだろ。
自分1人の力で勝てると思ったから来たんだろ?」

「ぅえ…!俺は、俺もいます!」


「ゲームは土曜の午前!」


「お、俺もいますよー!」

「ふふふっ。おまえら、この田中先輩がビシッとぉ!?」




いつまでも調子に乗ってる龍をスガ先輩といっしょに体育館に引きずり込む。



「いいな!」



仁王立ちする大地先輩の前で、スガ先輩が扉を閉めたことで話は終わった。



扉を閉めた後、体育館の中では話が続いていた。





「なんかさ、アイツらにキツいんじゃね?」

「確かに…。いつもより厳しいっすね、大地さん」




とうの大地先輩は背中を向けていて、顔が見えない。

まあなんとなくは想像がつく。
これは必要なことだ。





「ぅおっほん!!
明日も朝練は7時からですよねー!!」



突然の質問に顔を傾げた。
え、なにこの年でボケたの?




「え、そうだけど…。いきなりなんだよ」




スガ先輩も怪しんで問いかける。

それに明らかにどもりながら、龍は続けた。




「い、いやぁ。っあ、教頭のヅラは無事だったんすかね?」

「っおい!その話やめろ!!」




なにかと外を確認してる龍を見て、なるほどと納得した。

ここは私も…、




『その話聞きたかったんです!!
教えてください大地先輩!!』


「え、俺!?」


『はい!だって飛んできたカツラ被っちゃったんですよね?
教頭のカツラどんな感じでした?大地先輩人生初のカツラ!』


「そんなにカツラカツラって連呼するんじゃない!聞こえたらヤバいだろ!?」


「Aがその場にいなくてよかったなぁ。爆笑してただろ?」


『はい!もう想像だけで……っ笑いが、こみあげて…!』


「ほんといなくてよかった…」





ちらっと龍を見ると、窓から外を見て笑っていた。

ほんと面倒見がいいんだから。

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れおすけ(プロフ) - ライチさん» 嬉しいコメントありがとうございます!また岩ちゃんとの両片想いを楽しんでください☺️ (9月11日 18時) (レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ライチ(プロフ) - コメント失礼します!!思わず一気読みしたのですが途中、『仁科ちゃんと岩ちゃんもう付き合えよ!!!』って夜中なのに思わず叫びそうになっちゃいました...ww続き楽しみにしています!! (9月8日 1時) (レス) id: b468f3d3be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れおすけ | 作成日時:2023年8月5日 2時

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