お願い ページ50
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翌日の練習にて
「んローリングッ、サンダァァア！！！」
1人奇声をあげて、片手で滑り込みながらキレイにAパスをあげる守護神。
突然のことにみんな何も言えずにいるなか、
「あ、うん。ナイスレシーブ！」
スガ先輩の一言で湧き出す体育館。
何人かは爆笑している。
「普通の回転レシーブじゃねぇかサンダーどこいった！」
「何で叫んだんですか？」
「何いまの…」
「ブフー！！」
「こらー、変なこと叫びながら動くんじゃないよ 危ないよー！」
「影山月島山口まとめて説教してやる屈め！いや座れ！
俺の目線より下に来い！！
ちなみにAだってこれできんだからな！！！」
『私は叫ばないけどな！！』
「教えてぇえローリングサンダー教えてぇえ！！」
危うく飛び火がかかるとこだった。
夕だけでなく私にまでキラキラした視線を向けてくる翔ちゃんに癒されていると、顧問の武ちゃんが入ってきて皆んな集合する。
そこで聞かされたのは、毎年恒例のゴールデンウィークの合宿のこと。
もちろん今年もあるのだが、
「そのGW最終日……練習試合、組めました！！」
「「「「「「『！！！！』」」」」」」」
「たっ頼もしいな武ちゃん！」
「相手は…！？」
「東京の古豪・音駒高校！」
その名前は、昔から烏野と因縁のライバルだという東京の学校。
たしか通称……
『通称"ネコ"。前の監督同士がずっと昔からのライバルで、互いに遠征に行ったりしてたんだって』
「猫？」
『お互い実力が近くて相性もよくて、遠出する価値があるくらい有意義な練習試合ができたらしいよ。ですよね？』
「そ！練習試合があると近所の人は見にいってたんだって。
名勝負！"猫対烏！ゴミ捨て場の決戦！！"つって」
「それほんとに名勝負だったんですか」
でもここ数年は接点なかったのは間違いない。
どうして今…と大地先輩が聞くと、武ちゃんが音駒の存在を知ってどうしてもやりたかったとのこと。
つまり必死にお願いしてくれたのだろう。
「それに、相手が音駒なら仁科さんに頼まれていたことも解決できるかもしれない…！」
『ほんとですか！』
武ちゃんが顧問に就任してから、個人的に一つだけお願いしていることがあった。
それは、新しいコーチを入れてほしいということ。
私みたいに生徒じゃなくて、大人で経験者のコーチを。
＊
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れおすけ(プロフ) - ライチさん» 嬉しいコメントありがとうございます！また岩ちゃんとの両片想いを楽しんでください☺️ (9月11日 18時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ライチ(プロフ) - コメント失礼します!!思わず一気読みしたのですが途中、『仁科ちゃんと岩ちゃんもう付き合えよ!!!』って夜中なのに思わず叫びそうになっちゃいました...ww続き楽しみにしています!! (9月8日 1時) (レス) id: b468f3d3be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2023年8月5日 2時
