理由 ページ42
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「「お疲れ様です！お久しぶりです！」」
2人に犬の耳としっぽが見えるんだけど…幻覚だろうか。
なんともキラキラした目で見つめられていつも以上に可愛く思えている。
『久しぶり、2人ともだいぶ背伸びたね！』
「う、うす！」
「てゆうか先輩、タオルで拭いてくれる癖なおってなかったんですね」
『そう？え、もしかして嫌だった？』
もしそうなら悲しいんだけど。
そんな心配をしていたがそれは杞憂だったらしく、2人とももすぐに否定してくれた。
「あの、A先輩。なんで烏野に行ったんスか？」
「青城にいないってわかった時どんだけ驚いたか…」
金田一の悲しげな瞳と、国見の無表情ながらも僅かに揺れる瞳に見つめられて言葉につまる。
岩泉先輩にも聞いてたけど、こんなに悲しそうに聞いてくるなんて…。
『あー…ごめんね2人とも。別に隠してたわけじゃないんだけど…』
「あっ！Aちゃーん！！俺のこと見ててくれたー？」
『うわッ！？』
説明しようとしたとき、2人の後ろから聞こえてくる及川さんの声。
背の高い2人で隠れてるはずなのになんで気付いたあの人！？
反射的に2人の腕を掴んで隠れるように縮こまると、2人は何かを察して匿ってくれた。
「ちょっと、2人が囲んでたらAちゃんが絡まれてるみたいでしょ！」
「いや、先輩に絡んでるの及川さんじゃないですか」
「なるほど、及川さんがいるからですね」
『それだけじゃないけど……プラスαで及川ファンもね』
「え、ちょっと待ってなんの話？」
理由も察してくれた2人に感謝だな。
烏野マネが青城の主将から同じくスタメン2人の背中に匿われてる様子はやはり目立ち、あちこちから視線を感じる。
目立ちたくないから嫌だったのに…！！
「A、そろそろ帰るぞ！」
『あっ、はい！』
大地先輩に呼ばれて返事をすれば、烏野のみんなは集まってこっちを見ていた。
何人かは険しい顔で。すこしこわい。
『じゃあ行くね。今度試合であたったらまたよろしく！
それと、影山と話せたみたいでよかったよ』
「「！」」
背中を軽く押してそう言えば、2人は照れくさそうに視線を逸らして挨拶してくれた。
岩泉先輩にも頭を下げれば、ニカッと笑いながら軽く手を振って返してくれてときめいたのは言うまでもない。
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れおすけ(プロフ) - ライチさん» 嬉しいコメントありがとうございます！また岩ちゃんとの両片想いを楽しんでください☺️ (9月11日 18時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ライチ(プロフ) - コメント失礼します!!思わず一気読みしたのですが途中、『仁科ちゃんと岩ちゃんもう付き合えよ!!!』って夜中なのに思わず叫びそうになっちゃいました...ww続き楽しみにしています!! (9月8日 1時) (レス) id: b468f3d3be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2023年8月5日 2時
