信頼と経験 ページ30
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きっぱり言い切れば、先輩は驚いたような、でも嬉しそうな顔になった。
すこしは気分が晴れただろうか。
「そんなこと思ってくれてたのか…。素直に嬉しいよ、ありがとう」
『当たり前じゃないですか！それに、そう思ってるのは私だけじゃないですよ』
「え？」
「菅原さん！！」
先輩が首を傾げたとき、学校の方から大きくスガ先輩の名前を呼ぶ声が聞こえた。
先輩が振り向くとそこにいたのは影山だった。
「今回は俺 自動的にスタメンですけど、次はちゃんと実力でレギュラーとります！」
「え！？」
「え？」
やっぱりというべきか、影山の言葉に驚くスガ先輩。
それに不思議そうにする影山に、先輩は言いにくそうに答えた。
「あ、いや…、影山は俺なんか眼中にないかと思ってたから意外で…」
「何でですか？？」
「体格も実力も断然お前の方が上だろ？」
「“経験”の差はそう簡単に埋まるもんじゃないです。…それと……」
飛雄の言葉は、翔ちゃんたちの先輩を呼ぶ声でさえぎられた。
「ほ…他のメンバーからの…し…し…信頼とか…」
「(中学のあの試合、相当堪えてたんだな…)」
「俺、負けません！」
「！………うん、俺も負けない」
不敵に笑い合う2人に安心した。
もう大丈夫だ。
「…あ、でもさ影山。Aもだけど、青葉城西って北川第一の選手の大部分が進む高校だよな」
『あ、はい』
「まあ、そうっスね」
「いやその…やり辛くないかなと思ってさ」
そう言われたことに、影山と顔を見合わせてから揃って首を傾げた。
「？同じチームだったら考えるかもしれないけど、戦うならただ全力でやるだけです」
『私もいくら愛してる先輩がいても試合となれば敵ですから』
「そ、そうか…そうだな」
そんなとき、影山の後ろからで龍がでてきた。
いつのまにかみんな勢揃いしている。
「でも良いんすかスガさん！俺は…俺は納得いかないっつうかっ！」
「そりゃあ悔しいけど…でも、影山が中学ん時と同じだと思ったら大違いだって見直してやりたいじゃん！」
「…そうだな。怖いのは影山“単品”じゃないってとこ、見してやろう。なあ日向」
「！あっ、オふっ！」
……ん？
振り返ればすでに肉まんを咥えてる翔ちゃんがいた。
「お前、何先に食ってんだよ！」
「フザケんな！！」
『私のピザまん！！』
店前で騒がしくて、繋心くんから怒られるまであと３秒
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れおすけ(プロフ) - ライチさん» 嬉しいコメントありがとうございます！また岩ちゃんとの両片想いを楽しんでください☺️ (9月11日 18時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ライチ(プロフ) - コメント失礼します!!思わず一気読みしたのですが途中、『仁科ちゃんと岩ちゃんもう付き合えよ!!!』って夜中なのに思わず叫びそうになっちゃいました...ww続き楽しみにしています!! (9月8日 1時) (レス) id: b468f3d3be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2023年8月5日 2時
