【ハイキュー】烏野2年のマネージャー

長身コンビ ページ13

・


放課後。
部活のために体育館へ集まっていた。




「「『ふぁあぁぁ…』」」


「眠そうだな、おまえら」

「「『っえ！？』」」




スガ先輩と龍とあくびが被ると、大地先輩が聞いてきたことに肩が跳ねた。

やばい、早朝練のことバレる…！




「え、え、そう？勉強のしすぎかなー？」


『私も昨日は頑張ってて…』


「お、俺も勉強の…」


「お前にかぎってそれはないだろ！(ﾎﾞｿｯ)」


「え！？」





龍が勉強だなんて天地異変が怒らない限りありえない発言は即バレにつながる…！





「失礼します」

「お、来たか！今度入部する一年たちだ」




声のした扉のほうに目を向けると、180cmはある男子が２人立っていた。


この子たちが…。

考えている間に、土曜の試合のことを大地先輩が説明し終わったみたい。





「「よろしくお願いします」」


「A、部室に案内してくれるか？」


『はい！』




２人が付いてくるのを確認しながら外にでる。

なかなかの人材が来てくれた。





『じゃあ行こっか！マネージャーの仁科Aです』


「あ、俺たちは…」


『月島蛍くんと山口忠くんでしょ？入部届け確認してるからね！』




答えてくれようとしたそばかすの子、山口忠くんの言葉を遮ってピースしながらそう言うと、眼鏡の子が目を見開いた。

あれ、”けい”だよね？
もしかして名前間違えた？





『もしかして”けい”じゃなくて”ほたる”の方だった？』


「ぁ、いや…。なかなか一発で読める人少ないんで驚いただけです」


「よかったねツッキー！」


「うるさい山口」


「ごめんツッキー！」


『っあはは！コントみたい！』





思わず笑うと月島くんは怪訝そうな表情をした。

それに謝っている所で潔子先輩に呼ばれる。





『あ、行かなきゃ。じゃあ着替えたら体育館きてね！』

「あ、はい！」





月島くんは返事をしなかったものの、ちゃんと会釈するところから悪い子ではなさそう。

今年は楽しみだなー、なんてウキウキで潔子先輩のところにいくと、くすくす笑われてしまった。




＊

一歩→←心意気

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す