交渉〜隆二side〜 ページ18
HIROさんが電話をして少ししてから、ノックの音がした。
コンコン
HIRO「どうぞ〜」
扉が開いて椎名さんがはいってきた。
Aは俺にぴたっとくっついて、うつむいている。
そんなAをなぐさめるようにぎゅっと手を握る。
義父(椎名)「話とはなにかな？曲のことか？」
ATSUSHI「いや、今日はそのことじゃないんです。隆二。」
隆二「はい。今日はAのことでお話があります。」
義父「A？なんで君たちがAのことを……ん？君のとなりにいるのは……まさか…」
Aはゆっくりと顔をあげた。
義父「A!!いままでどこいってたんだ!!ったく、迷惑かけやがって。行くぞ!!」
椎名さんはAだとわかった瞬間、いつもの温厚な方ではなくなった。
A『いやっ…!!』
椎名さんがAの手をつかんで無理矢理立たせる。
隆二「待ってください！まだ話は終わってません。」
俺もAの手をつかむ。
義父「君たちとAがどう知り合ったかは知らないが、Aが見つかったんだ。もういいだろ。」
隆二「俺は死のうとしていたAをひき止めたのがきっかけで出会いました。なんでAが死のうとしてたか…椎名さんが一番よく知ってますよね？」
義父「…君たちには関係ない。」
直人「虐待…ですよね？」
義父「…は？(笑)なにを根拠に。」
隆二「Aが話してくれました。お兄さんからも酷いことされていたって。」
義父「Aが話を盛ったんだろ。俺らは教育の一貫として行ったんだ。悪いことをしたら罰を与えるのは当然のことだろ。これはしつけだ。」
臣くん「本当かどうかはAを見ればわかります。」
隆二「罰って…。あざができるまで殴っても？心に傷を負っても？それでもしつけですか？…Aは渡せません。」
義父「……何が言いたいんだ。」
隆二「Aは俺らが守ります。だから…椎名さんにはAを帰せません。」
義父「は？(笑)俺はこいつの親だぞ。おまえらにそんな権限はない。」
直己「Aちゃんはもう大人です。親と一緒じゃなくてももう大丈夫ですよ。」
義父「う、うるさい!!人の家庭に口出しするな!!行くぞ!!A!!」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 230人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXILETRIBE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛夢(プロフ) - プーさんさん» 嬉しいお言葉！(;_;)最後まで読んでくださってありがとうございました(*^^*) (2015年2月22日 13時) (
レス) id: 5d1b543665 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん - はじめまして！本当に最高のお話です！涙がとまりません！ (2015年2月19日 0時) (レス) id: 6fe9544770 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - みなさん感想ありがとうございます！お返事できなくてすみません(;_;)いま手直ししてるので前に読んでくださった方もまた読んでくれると嬉しいです(*^^*)内容はそこまで変えませんけどね(^^;みなさんからの感想本当に励みになってます。みなさんありがとう(*^^*) (2015年2月14日 13時) (レス) id: 5d1b543665 (このIDを非表示/違反報告)
ウキワ - 本当に何回読んでも最高ですww (2014年8月5日 13時) (レス) id: a86b2e7c00 (このIDを非表示/違反報告)
ごりやん - 本物の小説家？めっちゃ感動したっちゃけど (2014年4月26日 21時) (レス) id: a0d1b723f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛夢 | 作成日時：2012年11月17日 2時
