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*184* ページ37

−Aside








それから、しばらくして…



答えづらそうにしながらも少しずつ、彼は話してくれた。








高2の春に二人が出会ったこと。



隆二の一目惚れだったこと。



献身的にまどかさんを支えながら、彼女との将来を真剣に考えていたこと。



彼女に突然別れを告げられ、傷ついているときに私と出会ったこと…。








A「それほど想ってたなら…確かに放っておけるはずなんてないよね(笑)。『DVに遭ってる』なんて知って…」



広臣「聞いたんだ?全部…」



A「…うん…(^^)」








力なく微笑んでみせる一方で…



複雑な表情を浮かべて、彼は黙りこくる。









A「あのときね…私、初めて見たの。隆二が泣いてるのを…。それで『一人で抱えてた』って知って…もっと早く話してくれれば力になれたかもしれないのに、って、そう思ったの。でも……」



広臣「…ん?」



A「今になって『聞かない方がよかった』って思ってる自分がいる…。『隣にいる人を大事にしなきゃダメ』っていうまどかさんの言葉に気づかされて私のところに戻った、って聞いたけど…ほんとは今でも二人は想い合ってるんじゃないか、って不安になっちゃって…。バカだよね、私(笑)。隆二のこと信じてあげなきゃいけないのに……」








泣きそうな思いに胸が駆られ…



広臣「A、聞いて?」



そんな私の手を、不意に強く握りしめる臣くん。








広臣「まどかちゃんが傷ついてるって知って、確かにあいつは揺れ動いたかもしれない。でも…あくまでも彼女は『元カノ』。あいつが今好きなのはAだよ。だから、Aはなにも不安に思う必要なんてない。あいつを信じよう…?」



A「…っ…」








堪えていた涙がこぼれ落ち…



言葉に詰まる私の肩を彼はそっと抱き寄せ、



自分の肩にもたれさせて、優しく頭を撫でてくれた。









(臣くんがいてくれてよかったな…)



A「ありがとう…臣くん…」



広臣「どういたしまして(^^)(笑)」








彼の温かさに身を委ねて目を閉じるうちに…



私はそのまま眠りに落ちてしまっていた。

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Hiromi(プロフ) - 5も楽しみにしてます♪ (2015年1月12日 21時) (レス) id: a5d103da5c (このIDを非表示/違反報告)
Risa(プロフ) - ゆなさん» ご丁寧に返信ありがとうございます!なんなんですかね〜!(笑)なにがNGなの!?って感じなんですけど(-.-)裏小説じゃないのにフラグ立てるのも嫌なので、文章消してフラグ外します(笑)。読んでもらえなくなるのは嫌なので…。レスありがとうございました! (2015年1月3日 22時) (レス) id: e7a29ba116 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 私が経験したNGワードは監きんとか自さつリスとカット、後は18禁のHワードじゃないでしょうか?しぬという漢字はどうだっただろ…見にくくてささみません。NGワードはコメントも無理みたいで (2015年1月1日 22時) (レス) id: d6eeececcd (このIDを非表示/違反報告)
Risa(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます♪臣くん、遂に爆発しちゃいましたよ(笑)。私も書いてて胸が痛いです(T_T)これからも応援よろしくお願いしますね☆ (2014年12月30日 19時) (レス) id: 5763bcfbd0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 臣くんの緊張が伝わってきてなんだかこっちまで不安になってきました(゜ロ゜どんな展開でも更新待ってますね(*´-`) (2014年12月30日 16時) (レス) id: d6eeececcd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Risa | 作成日時:2014年9月15日 12時

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