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106:side YOU ページ6











「……やっぱり…」





岩田さんは、笑いを堪えきれないまま…潤んだ両瞳で、私を見た。





「俺…好きだわ。」

「えっ…」





柔らかに微笑(わら)う岩田さんの顔が、間接照明の灯りに美しく映えていて…





“綺麗…”





純粋に、そう思った。





「朱里さんって…時々、予想を超える言葉をくれるんだよね。」

「予想を、超える…?」

「うん。さっきも、そうだった。」

「私…何か、失礼な事…」

「違うよ。」





岩田さんは、また…私の両手を、包み込むように握った。





「俺…朱里さんといると、“心”があったかくなるんた。」

「“心”…」

「うん。」





………やっと、気付いた。



岩田さんの、言わんとする事に………





「……ごめんなさい。」

「ううん。朱里さんのそういうトコも、好きだから。」





至近距離で…岩田さんの笑顔を、受け止める。





「朱里さんが、朱里さんだから…俺も、俺でいられるんだ。変にカッコつけたりしないで、自然なままの俺でいられる。」

「岩田さん…」

「だから……」





岩田さんの顔が、近付いてくるのに気付いた時には…



また…



温かな彼の両腕に、包み込まれていた。





「ずっと、あなたの隣りにいたい。」





心臓が、跳ねるような…初めての、感覚。





「あなたと二人で、いたいです。」





すぐ目の前で、私を見つめている…彼の真摯な両瞳。





彼の言葉を……



彼の思いを……



痛いくらいに、感じている。





だけど……………





「あ…あの、ね。今は…今のままで、いいから。」

「岩田さん…」

「今の距離感で、いいから。だって…これから、仕事する事になるし。」

「……」

「でも。俺にとっての朱里さんは…もう、とんでもなく大切な人になっていて……だから………今のまま。大切な“お隣りさん”で、いて欲しい…かな、って。」





岩田さんは、そう言って…微笑(わら)ってくれた。



少し、切なそうな顔で………











岩田さんといると…

私も、私のままでいられる……気が、する。


岩田さんの笑顔を見ると…胸の奥が、温かくなる。



彼は、私にとっても……大切な人に、なっている。



だけど………





「ダメ…か、な。」





岩田さんの両瞳が、また…私を、捉えた。





「私…」









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愁(シュウ)(プロフ) - 実際に、何回か呟いてみたくらい。(笑) でも、関西弁でお困りの時は、いつでも言うて下さいね!o(^-^)o(笑) (2018年5月24日 22時) (レス) id: 2a9117ff92 (このIDを非表示/違反報告)
愁(シュウ)(プロフ) - 舞花さん» 遅くなって、すみません!m(_ _)m そんな事、ないですよ。関西人以外の方には、そう聞こえてるんか…って、新たな発見があって、楽しいんです。(^-^) 例えば…「おん。」っていう返事。実際は、「うん。」って言うてるはずやけど、そう聞こえてるんか…って。(^-^) (2018年5月24日 22時) (レス) id: 2a9117ff92 (このIDを非表示/違反報告)
舞花(プロフ) - おはようございます♪愁さんの呟きを読んで『あー、私の書く関西弁きっと関西の方が読んだら違和感ありまくりなんだろうなー』と思ってしまいました。関西弁、教えて欲しいです(笑) (2018年5月12日 9時) (レス) id: 06beefc88f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SHU
作成日時:2017年11月17日 0時

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