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103:side T ページ3











「岩ちゃん…?」





臣さんが、俺を見つめている。

その顔に、徐々に悪戯っ子みたいな笑みを浮かべながら…





「えっ…⁉」

「“えっ…⁉”じゃ、ねぇわ! 何で、ずっと見てんだよ。」

「えっ…い、や……」





“臣さんの横顔に、見とれてました。”なんて…言えない。





「臣ちゃんの横顔に、見惚れてたんじゃないの? ウチの王子様は。」





直人さんが、見事に的確な言葉を発した。





「えっ⁉」

「何で、驚く? 臣ちゃんの横顔の美しさは、TAKAHIROくんのお墨付きじゃん。」

「いや、いや、いや…」





照れちゃった臣さんは、困ったように笑いながら…何度か、首を横に振った。





「運ぶよ。」






若干、顔を赤らめた臣さんは…健二郎さんの両腋に、腕を通した。

俺も、健二郎さんの両足を掴む。





「健二郎、爆睡だなぁ。」





直人さんが、声を押し殺しながら笑っていた。

















爆睡している健二郎さん以外のメンバーで、しばらくの間話していたけど…


やがて…
一人、また一人…と、脱落。



気づいたら…俺一人、眠れずにいた。











リビングに、向かったけど…当然、明かりは小さく落とされていて。



朱里さんの姿も、なかった。





ソファを、背もたれに…


いつの間にか、定位置になったラグの上へ、直に座り…さっきまでの朱里さんを、思い返す。





「楽しそうだったな…」





ELLYや健二郎さんと、楽しそうに話しながら笑っていた朱里さんを思い浮かべると…俺も自然と、笑顔になる。



そう言えば…

直己さんとも、時代劇の話で盛り上がってたっけ。



メンバーや、TRIBEメンバーしか見た事がないくらいの饒舌な直己さんと…穏やかに受け答えしている朱里さんの笑顔が、何だか絵になっていた。



直人さんも…朱里さんの小説の話や、ファッションの話で盛り上がってたな。



隆二さんも…臣さんと二人、音楽の話で朱里さんと盛り上がってた。





よくよく、考えたら…

俺、今日…彼女と、ほぼ話せてない。





ようやく…

この…不完全燃焼な思いの理由に辿り着いて、我ながら、ちょっと苦笑い。





「どんだけ…」





どんだけ、朱里さんのこと………





「岩田さん…?」





突然の声に、振り向くと…

驚いた顔で立っている、朱里さんがいた。









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愁(シュウ)(プロフ) - 実際に、何回か呟いてみたくらい。(笑) でも、関西弁でお困りの時は、いつでも言うて下さいね!o(^-^)o(笑) (2018年5月24日 22時) (レス) id: 2a9117ff92 (このIDを非表示/違反報告)
愁(シュウ)(プロフ) - 舞花さん» 遅くなって、すみません!m(_ _)m そんな事、ないですよ。関西人以外の方には、そう聞こえてるんか…って、新たな発見があって、楽しいんです。(^-^) 例えば…「おん。」っていう返事。実際は、「うん。」って言うてるはずやけど、そう聞こえてるんか…って。(^-^) (2018年5月24日 22時) (レス) id: 2a9117ff92 (このIDを非表示/違反報告)
舞花(プロフ) - おはようございます♪愁さんの呟きを読んで『あー、私の書く関西弁きっと関西の方が読んだら違和感ありまくりなんだろうなー』と思ってしまいました。関西弁、教えて欲しいです(笑) (2018年5月12日 9時) (レス) id: 06beefc88f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SHU
作成日時:2017年11月17日 0時

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