お勉強 ページ8
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「Aさんと颯太の！」
「「結果発表〜！」」
……なんなんだこれは。
思いますよね？！
私と颯太くんが隣同士で座って、前に陣と大樹。
あれみたい、カウントダウンの打ち上げ。
そして私たちを取り囲むFANTASTICSとRAMPAGE。
ランペのイカつさよ、(笑)
ファンタが爽やかすぎてもう混ざろうにも混ざれないっていう(笑)
「はい、Aさんの」
「あ、颯太の」
ドキドキするー、なんて呟く颯太くん。
可愛いなぁほんとに。
もう私、今までにないぐらい猛勉強しましたからね。
これで負けたら悔しくて泣ける。
「「「3、2、1、」」」
「「……。」」
「受かった！見て！受かった！」
「……はぁ、」
「え、Aさん、……」
「受かりましたー(笑)」
「「怖っ(笑)」」
「負けた……。」
「帰国子女なめんな」
「でもAさんこの前『アメリカでは中学生の英語で通じる』って死にそうな顔で言ってたじゃないですか」
「吉野、変なこと言わないの」
悔しい悔しい言いながら、相方(八木)に頭を撫でられる颯太くん。
可愛い。ほんとに。
にこにこしてるし。可愛い。
利樹並の癒しだよ、君。
「よっしゃ颯太くん、今日焼肉行こ」
「今日ですか！急！(笑)」
「あれ、今日なんかある？」
「いえ、奢ってもらう予定だったので空けときました」
「生意気なやつ(笑)」
「えへ」
「Aさん……、」
「ん？」
「俺も行きたいなぁー、……」
「おい慧人、お前なんもしてへんやんか」
こっちは頑張ったんだからな、と睨み合うファンタの最年少たち。
お前ら……、なんて可愛いんだ……。
「可愛い。ファンタみんな奢るからおいで」
「「「ええっ！」」」
「(あれ、これ俺も？)」(←世界)
「……。」ﾆｺﾆｺ
「なに」
「僕も行きたいなぁっ！」
「壱馬が僕ってなんか変な感じするから却下」
「僕も行きたいです……」
「まこっちゃん可愛い。許す。よし、みんなで焼肉行くぞー」
……みんなの前で軽々しく奢るとか言っちゃいけないと学びました。
特に焼肉と回らないお寿司。
「あー、慧人、それ俺が頼んだやつ！」
「いーじゃないですか、後で頼めば」
「海青これもう良くない？」
「まだです、あともうちょい……。」
さすがに25人はくそうるせぇです。
はぁ、……。
「……あれ、俺が奢る約束ちゃうん？」
颯太くんのそんなつぶやきは誰にも聞こえることは無かった。
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作者名：L
| 作成日時：2020年4月19日 18時
