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風邪っぴき ページ6

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Aさんがとても可愛いです。

目の前で、ちょっとほっぺたを赤くして寝てます。

究極に可愛い。

やばい、写真撮りたい。


それにしても、Aさんめっちゃ体温高い。

息もまあまあ荒いし。

しんどそう。


俺に移しちゃえばいいのに……。



「……吉野が悪いこと考えてる顔してる」

「Aさん起きてたの」

「吉野は存在がうるさかったから突き落とそうか何回か迷った」

「そこは迷わず抱きしめて欲しい」

「……。」ドンッ

「いったぁ!ホントに落とします?!」



くそうるせぇ、とソファの下に突き落とされた俺に背中を向けるAさん。

てか思ったけどさ。

熱計ってなくね?



「Aさーん」

「……。」

「寝てるフリしないで」

「……あともうちょっとで寝れたのに。くそっ。」

「熱計ってなくね?」

「あっちいって」

「はい、首元失礼しまーす」

「っ!ふざけんな、自分でやるわ!」

「はいはい、そんな暴れないの。熱上がるよ?」



マジで信じられない、と諦めてぐったりし始めたAさん。

ほら、さっきよりしんどそうになっちゃってる。

だから言ったのに。(ふざけんな。ByA)



「ん、……39度っ、」

「言うなよそれ……、」



けほけほ咳まで出てきちゃって。

多分俺移るわ。(笑)


今移っても後で移っても関係ないっしょ。



「Aさんこっち向いて」

「ヤダ」

「冷えピタ」

「殴る」



……わすれてた、Aさん冷えピタ大っ嫌いだった。



「貼らない、貼らないからこっち向いて?」

「んー、なんでよ……」



渋々、超ダルそうにこっち向いてくれたAさん。

右手でAさんの、左手で俺のマスクを一瞬で下ろして、



……ちゅ。



「……は、」

「Aさんしんどそうだったから移しちゃえって」

「いや、……え?」

「他の人に移したら治るんだよ?」

「いや、そうじゃなくてさ。……アホなの?」









「これはAさんの言う通り、俺がアホだった」

「ごめんだけど俺もそう思うわ。」



今日は撮影です。

39.8℃の熱に悩まされております。




後先考えずに行動すると後悔する、と言うことを学びました。()









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作者名:L | 作成日時:2020年4月19日 18時

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