モニタリング ページ42
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川村と吉野の間という両手に華状態のターゲットに早速仕掛ける。
《吉田「ホンマに両手に華やな」》
皿が勝手に動くまで。
3、2、1、……。
ｶﾞｼｬﾝｯ
(((ﾋﾞｸｯ)))
《小杉「みんなびっくりしてるやん」》
《近藤「厳つい集団みんなビビりなの？(笑)」》
「おー、びっくりしたぁ、(笑)」
「……。」
「Aさん？大丈夫？」
「……。」
ふらっと席を立って、ひとりでに動いた皿の方へ向かう。
《NA「え、自分から近づいていくの？」》
《はるか「ほんとに怖いもの知らずだったりして……、」》
「……。」
「Aさん、？」
仕掛けがバレてしまうと焦る吉野。
と、また川村と吉野の間に座る。
「……え、無理すぎるんだけど」
《近藤「時間差！」》
《小杉「JKみたいな反応やな」》
「なに？なんで動いたの？無理すぎるんだけど、」
「お、おぉ、Aさん落ち着いて、」
「はぁ、ほんとに無理、ここいたらおかしくなりそう」
「……Aさんって意外とビビりなんですね、」
「意外とじゃないって、……。」
音楽を爆音で流したイヤホンを耳に付けてジャージを頭から被り、外の世界と完全にシャットダウンしたところで、両手の華がAを脅かす。
《小杉「2人のあだ名が“両手の華”になってるやん」》
両手の華はニヤッと顔を見合わせて、2人でAの座るイスを思いっきり傾ける。
「っ？！」
「っ、(笑)」
「ねぇほんとに無理！まじ吉野〇ね！」
「なんで俺だけ？！(笑)」
《NA「すみません、ピー入れといてください」》
両手の華がいい感じにビビらせてくれたので、次の仕掛けに向かう。
消灯まで。
3、2、1、……。
ﾊﾟﾁﾝｯ
(((ﾋﾞｸｯ)))
《小泉「やっぱりみんなビビるんだ(笑)」》
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作者名：L
| 作成日時：2020年4月19日 18時
