検索窓
今日:15 hit、昨日:45 hit、合計:421,318 hit

アンチ ページ26

.









「「「ただいまでーす」」」



壱馬になんて言って謝ろうかな、とリビングのソファでゴロゴロしながら考え続けること約1時間半。

現在の時刻、13:56。

スリボが帰ってきてしまいました。

まだ考えてないのに……、



「あ、Aさん起きてる」

「うん、起きてます、」

「えー、Aさん今日ゼロの日なの?(笑)」

「別にゼロじゃないデスケド」



なんて言おう。

気まずすぎて目を合わせられない。

さっきから見る宛てもなくインスタ漁ってるだけだし。



「まーたSNS見てるし」

「別にエゴサしてないもん」

「……え、待って、明日雪降る?」

「「「は?」」」

「Aさんが!あのAさんが俺のインスタ見てる、!」

「“あのAさん”ってお前失礼な」



嬉しい嬉しいうるさい吉野。

……なんで吉野のインスタ見てるんだろ。

完全に無意識だわ。



と、うるさい吉野をよそに、壱馬がボブっと隣に座ってきた。



「Twitter見てへんの」

「見てないよ」

「インスタでもエゴサしてへんの」

「してないよ。ランペのラの字も。履歴見る?」

「見ない、(笑)」



嘘。

ホントはプリンス共のエゴサしてた。

壱馬の性格上、見るって言ったら疑ってると思われる、とか思ってるから、こんな感じの扱いをしておけば大丈夫。()


なんかさ、壱馬とか吉野とかまこっちゃんとかいっちゃんとか?

みんなあんま批判とか見ないからさ、なんか気持ちもあがるんだよね。

比べられてたりしたら嫌だけど。



「壱馬、」

「ん?」

「ごめんね、昨日」

「んーん、俺も適当なこと言ってごめん」

「適当じゃないでしょ」

「気持ち考えれてなかったーいう意味」

「はいはいはい。2人ともこれ以上はまた喧嘩になるから。ね?」

「「(なんないっしょ)」」



それからは、ほとんどエゴサで傷つくことはなくなった。

やるとしたら適度に。隠れて。こっそり。

今のところはバレておりません。

すごくない?16人いる中でバレてないの。

神業だよ。



「Aさん」

「なーに」

「今度臣さんと3人で飲みましょ」

「いいよ」



やったぁ、とニコニコする壱馬。



まだエゴサしてるの知ってるよ、と心の中で呟く吉野の視線には気づかなかった。

ちゃんちゃん。()









.


安定の終わり方が雑いっ!

リクエストありがとうございました!


.

姉さんと嫉妬→←アンチ



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (309 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1676人がお気に入り
設定タグ:THERAMPAGE , 吉野北人
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:L | 作成日時:2020年4月19日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。