時代遅れ第2弾 ページ3
.
「うわぁ、推し王子……どうしよう、悩む」
「今更感」
「お黙り」
……時代遅れ第2弾ですよ。
はいはい。
いいじゃん！
みんなでおうち時間だよ！
「どうしようかなぁ」
「Aさん知っとる？推し王子って後で変えられんねんで」
「え！そうなの？！」
壱馬はそう言って、右手で推し王子を『京極竜』に設定。
「ちょ、壱馬、やめろって」
吉野はすかさず、左手で推し王子を『天堂光輝』に設定。
「いやいや、Aさんこの前小田島可愛いって言ってくれました」
まこっちゃんは年上勢に負けずに『小田島陸』に設定。
「え、プリロワ。あれ、推し王子俺じゃないんすか？」
いっちゃんは通りかかったついでに『日浦海司』に設定。
その後も、みんなで推し王子を変えてる。
……充電無くなるんだけど。
と、通りかかった陸(青山)が爆弾発言。
「Aさん、この前ハルさん大好きって言ってたけど」
「「「……。」」」
「ふっ、残念だったな、プリンスども。ははっ」
壱馬の手からサッと私のスマホを抜き取り、ハルさんを推し王子に。
「……待てよ？ガブさんも可愛いな」
「「「それは無いです」」」(失礼な！Byメンディー)
可愛いじゃん、ガブさん。
葵とガブさんの絡みがホントに可愛い。
ずっと見てられる。
てかあれもうほぼメンさんと玲於だよね、(笑)
「あー、悩むなぁ。ガブさんかハルさん。誠一郎も良い」
「Aさんって好みがちょっとズレてますよね」
「めっちゃ思うそれ」
「褒めてるのか貶してるのか」
「「褒めてます褒めてます」」
え、ちょっと待って？
ストーリー25話まで解禁されてんじゃん。
これ言ったら絶対止められるよね。
でも順番は自分じゃ決められないよね。
「プリンスども、ジャンケンしてくれるかな」
「「「は？」」」
頭にハテナを浮かべながらもジャンケンをする4人。
順番は、吉野、まこっちゃん、いっちゃん、壱馬。
「吉野からだ」
「なになに、怖いんだけど、(笑)」
音量を上げて、『王子との思い出』をタップ。
このネーミングからもう恥ずかしいな、(笑)
「え、ねぇ待って！ヤダ！ここで再生しないで！」
「いつもいつもうるさい罰だ」
「まさか俺らも、？」
「ご名答。静かにしてるんだよ、プリンス共」
全力で拒否られながらも、なんとか4人分視聴。
時代の波に乗れた気がしました。
ちょっとだけ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1677人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：L
| 作成日時：2020年4月19日 18時
