悪夢再び ページ19
.
吉野が作ってくれたおにぎりを2人でたべて、ダラダラして、吉野はお風呂に入りに行った。
私はしあさってまでお風呂はお預け。
よかったぁ、今日リハとかじゃなくて。
てか完璧に麻酔切れた。
ちょーっと動かしただけで痛い。
左手動かしてもなぜか痛い。
動かさなくても激痛。
てか局所麻酔ってこんなに作用時間長いもん?
全身麻酔はお酒飲んでない人は起きるの遅いとか言うけど。
私お酒ガンガン飲むよ。
「Aさん入るよー」
お風呂上がりの吉野はスッキリしたぁって感じで結構ムカつく。
あー、お風呂入りたい。
てか髪びちゃびちゃじゃん。
「Aさんお風呂入れないから蒸しタオル持ってきた」
「……今だけ吉野が神に見える」
「やったぁ、背中拭いてあげよっか?」
「ごめん、前言撤回」
「なんでよ!(笑)」
結局、吉野に背中を拭いてもらって、ベッドに寝転んだ。
……冷静になると相当ヤバいよね。
男女2人で部屋にいて、背中拭いてもらうって。
まぁそれが私たちってことで。ね。解決解決。
「……怖くない?」
「全然」
なんかあった時には気にしないのが一番だよ。
引き寄せの法則の応用編。(?)
人は無意識に見たいものしか見ないようになってるの。
だから余計なことは頭から追い出す。
うん。大丈夫。
「無理したら俺思いっきりAさんの右腕叩くからね」
「……恐怖すぎるよ、吉野くん」
「……言ったあとで俺もちょっと怖くなってきたから辞めるけど」
「辞めるんかい」
「犯人も警察捕まったし、今回は多分これで収まるけどさ。もしまたなんかあったら今度はちゃんとメンバーに言おうね」
「うん。常に海青と龍ちゃんとLIKIYAさんと怖い時のやましょーと並んで歩いてればストーカーなんて寄ってこないと思うけどね」
「んまぁたしかに」
「ランペは最強のボディーガードだね」
ランペにいれば安心なんだよ。私は。
ランペがいなきゃ生きてけないの。
ランペにしか居場所はないの。
今までも、これからも。
だから、ストーカーにもアンチにもこの場所は絶対に譲らない。
いつからかそう思えるようになっていた。
.
1676人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:L | 作成日時:2020年4月19日 18時