・ ページ7
(Hikaru side)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ひとりで彼女の寝顔を見ながらぼんやりしていれば
気づけば1時間くらい経ってしまっていた。
もうそろそろ、起こそうかな。
Aは今日、仕事は休みだけれど
基本的にベッドから出る時間はだいたい同じ。
気持ちよさそうに寝ている彼女に
優しく声をかける。
『A〜、Aさーん、』
「…んん…」
『起きますよぉ、』
「…やだぁ」
俺が起こす時、割とスっと起きるのに
今日は珍しく、まだ寝たいモードらしい。
仕事があるわけじゃないし、
たまにゆっくり寝かせてあげよう。
まだ夢の中の彼女を置いて、寝室を出る。
顔を洗って頭をスッキリさせて、
洗濯機も回す。
自分の家の洗濯物の中に彼女の着ていた物があると
やっぱり一緒に暮らすのっていいな、なんて感じる。
同棲する日もそう遠くないかもしれない。
部屋着に着替えて、リビングでのんびり。
トレーニング雑誌をパラパラめくりながら
ご飯は朝と昼の兼用かな、なんて考える。
洗濯物を干し終われば、やることはもう無い。
何か、新しい振りでも考えようかな、
仕事にとりかかってしまえば、
時間が過ぎるのはあっという間。
集中していた俺は、ガチャ、と
リビングのドアが開く音で現実に戻された。
3532人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:39 | 作成日時:2021年9月26日 22時