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(Hikaru side)

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ひとりで彼女の寝顔を見ながらぼんやりしていれば


気づけば1時間くらい経ってしまっていた。





もうそろそろ、起こそうかな。





Aは今日、仕事は休みだけれど

基本的にベッドから出る時間はだいたい同じ。





気持ちよさそうに寝ている彼女に

優しく声をかける。





『A〜、Aさーん、』





「…んん…」





『起きますよぉ、』





「…やだぁ」





俺が起こす時、割とスっと起きるのに

今日は珍しく、まだ寝たいモードらしい。





仕事があるわけじゃないし、


たまにゆっくり寝かせてあげよう。





まだ夢の中の彼女を置いて、寝室を出る。





顔を洗って頭をスッキリさせて、

洗濯機も回す。






自分の家の洗濯物の中に彼女の着ていた物があると

やっぱり一緒に暮らすのっていいな、なんて感じる。




同棲する日もそう遠くないかもしれない。





部屋着に着替えて、リビングでのんびり。



トレーニング雑誌をパラパラめくりながら

ご飯は朝と昼の兼用かな、なんて考える。





洗濯物を干し終われば、やることはもう無い。




何か、新しい振りでも考えようかな、



仕事にとりかかってしまえば、

時間が過ぎるのはあっという間。




集中していた俺は、ガチャ、と

リビングのドアが開く音で現実に戻された。

・→←甘えたい日



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作者名:39 | 作成日時:2021年9月26日 22時

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