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許すから ページ1

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仕事終わり、スマホを開いたら

久しぶりに見る名前が通知欄に入っていた。






久しぶり!今度、同窓会あるらしいけど、

一緒に行かない?





そんな文章と、詳細の画像。




高校の時に同じクラスだった友達から。






今時は招待状が届くとかではなく、

グループLINEで招集をかけているらしい。




私は卒業した時にそのグループは抜けてしまい

連絡をとるために、今繋がっている

数少ないその友人から連絡がきたのだろう。





ん〜、面倒だな、



なんて思ったけど、

詳細の画像を見てみれば、憧れの高級ホテル。




なのに費用はびっくりするくらいの安値。

幹事に働いている人でもいるのだろうか。





めちゃくちゃ行きたい、どうしよう。




日程を見ても、休みはもらえそうな日付。





とりあえず、友達には



一緒に行けるなら行きたい。



と、送信した。




するとすぐ、



じゃあ行こ!せっかくだし!



と、返信があった。




嬉しい。




でも、だからといって私は直ぐに

行くことが許されたわけではない。




彼に、行く報告と、

一応の許可を取らなくてはならない。




女子の友達同士で飲みに行く時は

何も言ってこないけど、今回ばかりは話が違う。





なんて言おうかな、


ダメって言いそうだな、




家に帰るまでの間も、

頭の中でぐるぐると考えていた。

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作者名:39 | 作成日時:2021年9月26日 22時

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