ひとりぼっちな女の子と雪男

喫茶店2 ページ36

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佐｢お〜！ここか！｣

向｢ちょっと渋めな雰囲気でええやん！｣

ラ｢少し古い感じだけどおしゃれ〜！｣

岩｢お前ら少し落ち着け｣

目｢ここがAのバイト先か｣

渡｢思ったより学校から近いな｣

深｢この辺たまに来るけど全然知らなかったわ〜｣

宮｢阿部は来たことあるんだよね？｣

阿｢うん、始業式の日にね｣








私のバイト先に行きたいと話をしていたのが少し前。
こんなにも早く実現されるとは思っていなかった。
恐るべし行動力。









ラ｢…今さらだけど、迷惑じゃなかった？｣

『全然。むしろお客さんが来てくれてお店としては嬉しいよ』

ラ｢そっか、よかった笑｣





ほっとしたような顔をするラウールくん。

お客さんがいてこそのお店だと思う。
来てくれるのは従業員として嬉しい限りである。








扉を開けて中に入る。




『お疲れ様です』

奥｢Aちゃん、おかえ……｣



佐｢こんにちは〜！｣

向｢え！中もめっちゃおしゃれやん！｣

深｢おぉ！｣



奥｢やだ！すっごいイケメン！｣

『えっと…』

マ｢…お〜い、なんだ？｣

阿｢あ、どうも。こんにちは｣

マ｢あ！この前来てくれた…｣

阿｢はい！また来ちゃいました笑｣

マ｢そうか！ゆっくりしていってくださいね！｣



宮｢…コーヒーのいい香り｣

岩｢こういう純喫茶ってあんま来たことないけど、結構良いな｣

渡｢へ〜、いい感じじゃん｣



奥｢まぁ！背が高いのね〜！｣

ラ｢あ、えっと…｣

目｢すみません、こいつちょっと人見知りなんで｣

奥｢そうなの〜、かわいいわねぇ！｣


『…』

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