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yb side
「ほんとにお願い!」
『理由が納得しないからやだ』
こんなことをして15分
事の発端は俺の発言だった
「けい、今日明日だけ光の家にいてもらってもいい?」
『なんで?』
「…1人で行きたいところがあるから」
『なにそれ、』
「深くは聞かないでくれ、頼むから…」
両手を合わせけいに頭を下げる
この言い合いを続けて冒頭のシーンに戻るわけだ
「どうしたら納得してくれる?」
『理由話して』
「できない」
『なんで』
「これは俺だけの問題だから」
玄関先で迎えに来た光がずっとオロオロしている
両方の言い分がわかる彼はどちらの味方にもつかない
交互に俺らの顔を見ていた
「今日だけだから、ほんとに頼む…」
『俺は着いていっちゃダメなの?』
「今回だけはダメ、後はいいから」
『…へぇ、ほんとにいいの?』
「あーっと仕事の時もか」
『それは知ってる』
だんだんけいの顔が諦めになってきている
まだだ薮、気を抜くなよ…
『ふぅん、そんなに必死になるんだ』
「まぁね」
『いいよ、行ってくれば?』
「けい…!」
『代わりに帰ってきたら奢ってよ』
「うわ、猫が奢るを知ってるのか…」
『薮返事は?』
「はい、仰せのままに…」
『それならよろしい』
少し笑って光のほうを振り返るけい
『光、お迎えありがとう!行こ、』
光「あぁ、そうだね…」
何故かルンルンと部屋を出ていくけい
光は部屋を出る直前振り返った
目が合う、
俺は光の目を見たまま小さく頷いた
それに満足したのか光はそのまま部屋を出た
「…さて、」
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作者名:梨衣亜 | 作成日時:2020年3月19日 23時