#19 ページ19
yb side
『起きろー!』
「っわ!」
急に眠っている俺の上に飛び乗ってくるけい
すりすりとほっぺをくっつける
「びっくりした…」
『おはよ、薮』
「おはよ…」
『ねぇ薮のほっぺじゃりじゃりする』
昨日の夜とは打って変わって明るいけい
鼻歌を歌いながら台所へ向かうけい
「けい、」
『顔洗ってきて、ご飯俺やるから』
「…ありがと」
言葉に従い洗面所へ向かう
テーブルにつくと焼いたパンが机に並ぶ
俺は1切れとって口に運んだ
「…冷めてね?」
『だって熱くて取れなかったんだもん』
さらりと返答するけい
その目は少し腫れていた
「けい、目腫れてる」
『え、まじ?なんでだろ』
「ほら冷やせ、」
保冷剤をタオルにくるんで渡す
そっと目に当てた
「で、けい昨日はどうしたの?」
『なにが、』
「とぼけても無駄」
少しふくれっ面をしてトーストにかぶりつくけい
『…やな夢見た』
「そっか、どんな?」
『それは言わない』
サク、とトーストをかじるけい
俺もこれ以上の追及は辞めることにした
『気が向いたら言う、』
「わかった」
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作者名:梨衣亜 | 作成日時:2020年3月19日 23時