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#18 ページ18
yb side
夜中
隣からのすすり泣く声で目が覚めた
顔を向けるとけいが顔をこすっている
「けい?どうした?」
『やぶ…グスッ、』
俺の胸にダイブしてくるけい
抱きとめ優しく背中を叩く
「けい、話せる?」
『…ねぇ、やぶ、』
上目遣いで俺を見るけい
まん丸の目には涙が溜まっている
『やぶはさ、俺から離れないよね?』
「急にどうしたの、」
『ね、離れないよね?ずっと一緒だよね?』
俺からの問いかけには答えない
ただ、何かに怯えていた
けいの目から一筋涙が零れる
「大丈夫だよ、ずっとそばにいるから、」
『…よかったぁ〜…』
「離れられるわけないじゃん?」
『俺も、だから捨てないでね?』
「捨てるわけないじゃん、」
ぐっと強くけいを引き寄せる
静かに秒針の音が響いていた
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作者名:梨衣亜 | 作成日時:2020年3月19日 23時