番外編 おわり ページ50
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「……お前は」
「…？」
ガキとか欲しいんか
そうそっぽを向いて言う勝己くんに目を見張った
「……私達はプロヒーローだし、
出来たら勝己くんにも
迷惑かけちゃう、かもしれないし……
それに私だって
まだ仕事が安定してないから、
No.1ヒーローになったとはいえ」
「ブツブツブツブツう゛っせぇなァ！！！！！
欲しいんか！欲しくねぇんか、ぁ゛あ゛！！？」
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いつものように、私のウジウジが出てしまうと
勝己くんが私の両頬を片手でぐりぐりと掴んでくる
「いひゃい、いひゃい」
「どうなんだよ」
今度はむにむに、と遊ぶように弄られると
胸の奥にあった本音が簡単に出てしまった
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「……ほひい」
「だったら最初から言って死ね」
はあ、と彼が珍しくため息をついて
私をひょいと俵抱きにして担いだ
俵抱き………？
.
「ま、まって、勝己くん……まさか」
「あ？欲しいんだろ」
とさ、と優しく降ろされた地面は
そのまさかでベッドだった
両手首は既に彼の大きな手で拘束されていて
私を覗き込む彼の顔は恐ろしい程にかっこよかった
嫌な予感しかしなく、背中に嫌な汗が流れた
「ちょっと、ちょっとだけ、待ってて、
シャワーも浴びてないしその、
色々、下着も、きょっ今日は…！」
「諦めろ、俺に全部晒しやがれ」
.
.
ぺろ、と舌なめずりをした勝己くんの表情は
頭がおかしくなるくらいかっこよくて、
為す術もなく近付いてくる彼の真っ赤な瞳に、
観念してゆっくりと目を閉じた
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.
.
「Aちゃんが妊娠したってホント！！！？」
デクが私達の家を訪ねてきたのは、
水溜りが桜でピンク色に染まった頃だった
.
end
終わり
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てな(プロフ) - りんごあめさん» ひぇぇ恐縮です…！(/ω＼)ありがとうございます！嬉しいです(゜▽゜) (2018年6月23日 0時) (
レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 素敵なお話ですね。 私ぼろぼろ泣きながら読んでました｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年6月23日 0時) (レス) id: 949b3c86b7 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - 伯劉りきさん» こちらこそ嬉しいコメントありがとうございます！無事ハッピーエンドで終われて良かったです…！ (2018年6月11日 17時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
伯劉りき(プロフ) - 二人が幸せそうでなんだかこっちが嬉しくなるような最後でした！素敵な小説有難うございます！！！ (2018年6月11日 14時) (レス) id: 7be96a6a2f (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - ニンピニンさん» しょうぜんっす！！難しくて申し訳ないです＞＜ (2018年6月4日 22時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てな
| 作成日時：2018年4月28日 22時
