敵顔負け ページ34
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「さァどこだ八百万！！」
「お待ち下さい！」
敵の本拠地に乗り込むということで
用心に用心を重ねるべきだ、と言う
百ちゃんが早速走り出す切島くんを諌める
そして「そこで私、提案がありますのよ！？」と
何処かわくわくした表情を浮かべながら
ドンキ・オオテと書かれた店を指さした
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「オッラァ！！コッラァ！！！」
「ちげぇ、もっと顎をクイクイすんだよ」
「あの…」
「なるほど、変装か」
「夜の繁華街！
子供がうろつくと目立ちますものね！」
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いつも軽く梳かすだけだった
ぴょんぴょんと跳ねている髪はすとん、と
ストレートに下ろされた
ラフなTシャツと長ジャージを脱ぎ捨て
ドンキで買った真っ黒なパーカーと
同じく真っ黒なサルエルパンツを
身に纏った私を見て
切島くんが「おお、……」と真顔で頷いていた
「なんかこう…朝原だと様になるな…」
「Aちゃんあんま黒着ないよね、…」
.
じ、と2人から見られる
何処か気恥しくて
これも同じく、真っ黒なキャップを目深く被れば「あ、わり」と軽く笑われた
こんな全身真っ黒で大丈夫なのか、
…と心配に思ってはいたが
まあまあ深夜帯なので周りには
そういう怪しげな人も沢山いた
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deku side
「なに、あれ……」
相澤先生や校長先生の記者会見、
敵顔負けの凶悪顔で
モニターを睨んでいたAちゃんだったが、
相澤先生の揺るがないかっちゃんへの信頼に
少しは落ち着いたのか、
敵のアジトへと向かう僕達の後に続いた
切島くんの暗視鏡の活躍により、
八百万さんに肩車をしてもらっている
Aちゃんが、引き攣った声色で微かに呟いた
大量の脳無と思われしきものが
生産されていたからだ
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てな(プロフ) - りんごあめさん» ひぇぇ恐縮です…！(/ω＼)ありがとうございます！嬉しいです(゜▽゜) (2018年6月23日 0時) (
レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 素敵なお話ですね。 私ぼろぼろ泣きながら読んでました｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年6月23日 0時) (レス) id: 949b3c86b7 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - 伯劉りきさん» こちらこそ嬉しいコメントありがとうございます！無事ハッピーエンドで終われて良かったです…！ (2018年6月11日 17時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
伯劉りき(プロフ) - 二人が幸せそうでなんだかこっちが嬉しくなるような最後でした！素敵な小説有難うございます！！！ (2018年6月11日 14時) (レス) id: 7be96a6a2f (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - ニンピニンさん» しょうぜんっす！！難しくて申し訳ないです＞＜ (2018年6月4日 22時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てな
| 作成日時：2018年4月28日 22時
