カァイイ ページ26
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まだやらなきゃいけない事がある、
「僕が動いて救けられるなら、
動かなきゃいけないだろ」
そうデクが呟いて私の腕から離れた
敵の狙いが生徒達、
勝己くんかもしれないということを
相澤先生やプッシーキャッツに
伝えなくてはならない
森には火がつけられていて
既に周りは囲まれ始めている
つまりは、洸汰くんの個性が必要だ
さっきみたいに僕らを救けて、と
洸汰くんにお願いをして
デクが此方に近寄ってきた
「………Aちゃんは、
かっちゃんを探して欲しい」
「僕は洸汰くんを施設に連れていく」
「……恐らく、敵は1人じゃない
麗日さん達も狙われてるかもしんない」
「Aちゃんと僕で分かれた方が効率が良いんだ」
.
わかった、と目元を雑に拭って
足を炎がまき上がる森へと方向転換させた
.
.
「…ッ……！…」
「Aちゃん！！来ちゃ駄目……」
「わぁ！！Aちゃん！
写真で見た通り、カァイイねえ」
森の中を駆けずり回っていると、
勝己くんの姿は一向に見えずに
お茶子ちゃんと梅雨ちゃん
無邪気な笑顔で此方を向いた女子高生と目が合った
数分前に相澤先生から戦闘許可が下りた
警戒しながら震える手を握り締めて
流れる血を拭い彼女を睨めば
んふふ、と此方に一歩踏み出してきた
手にはナイフのようなものが握られていて
そのナイフには血が少量付着している
「だ、れ…」
「ヒミコです！トガヒミコ！
カァイイねえAちゃんお友達になろうよ！」
ねえ、と囁くように彼女がまた笑う
その笑みはどうしたって
敵のものにしか見えなかった
「Aちゃん！」
「ッ…梅雨ちゃ……！」
トガヒミコがナイフを振り上げて
咄嗟に梅雨ちゃんが舌を伸ばし
私の体を浮かせた
.
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てな(プロフ) - りんごあめさん» ひぇぇ恐縮です…！(/ω＼)ありがとうございます！嬉しいです(゜▽゜) (2018年6月23日 0時) (
レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 素敵なお話ですね。 私ぼろぼろ泣きながら読んでました｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年6月23日 0時) (レス) id: 949b3c86b7 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - 伯劉りきさん» こちらこそ嬉しいコメントありがとうございます！無事ハッピーエンドで終われて良かったです…！ (2018年6月11日 17時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
伯劉りき(プロフ) - 二人が幸せそうでなんだかこっちが嬉しくなるような最後でした！素敵な小説有難うございます！！！ (2018年6月11日 14時) (レス) id: 7be96a6a2f (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - ニンピニンさん» しょうぜんっす！！難しくて申し訳ないです＞＜ (2018年6月4日 22時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てな
| 作成日時：2018年4月28日 22時
